食べ物は粗末にするな、が身に染みてわかる歳になってきた
自分自身の振る舞いを反省し、加えて他者の振る舞いからも学んだことで、子供に伝えていることがある。
それは「食べ物を粗末に扱わない」ということ。
振り返れば数々の粗相をしてきた。
飲み会の席で、一人暮らしの時に、、、。
「食べ放題」が1つのコンテンツとして主流だった頃、食べ物へのリスペクトなんてまるでなかったのような行動をとっていた。
仲間と争うように皿に盛り付け、食べきれなければ処分・・・
いつもなら絶対に使わないような調味料をかけて遊んでおいて、食べられなくなって廃棄・・・
今、振り返るだけで心が痛む。
本当にごめんなさい。
生産者の方、調理加工してくれた方、運んでくれたりサービスしてくれる方、場所を提供してくれる方、多くの手が絡んで目の前に料理や飲み物として現れている。
それに気づくのに結構時間がかかってしまった。
フードロスという言葉が世間で認識されるようになって、自分がやってきた行動を恥じることになって、大いに反省している。
子供の頃からずっと言われていたのに。
「食べ物を粗末にするんじゃない。」
祖母は野菜を作って手売りしていた人だったから、自然にそういう言葉が出ていたのだろう。
歳を取ると、かつての大人が言っていたことがわかるようになってくる。
そういう意識でいると、やはりニュースが目に止まるものだ。
<飲食店が顧客に過剰な注文をさせたり、「大食い」を売りにしたテレビ番組や動画を流したりすることを禁じる。違反者には罰金を科すことのできる規定も盛り込んだ。>(上記事より引用)
地球上では人間が増えている。
食べ物を生産する人や大地は?少なくとも日本は減っている。
日本の場合は人口減るからちょうどいい?いやいや、そうではない。
今や、食糧確保はグローバルだ。
上の中国の記事は、アメリカとのあれこれの方が絡んでいそうだけど、まあおいておいて。
大食い、早食い、ゲテモノ喰いなどの、「料理を食べる」テレビ番組は見ていて何にも面白くない。
料理を作るテレビ番組は見ていられる。
それはそうと、他人が食べる映像を見るだけでインスリンは分泌されるそうだ。
見ているだけで血糖値が下がり、食欲が沸いてしまうということよね?
自制できる人ならいいけど、自制できない場合は食べ過ぎて肥満コースだ・・・。
いろんな意味で、「フードロス」への取り組みはいいことだと思う。(繰り返すけど中国の取り組みは何か裏がありそうな気がする)
そうしたら日本の取り組みの記事もあった。
<セブンは食品メーカーなどと協力し、保存料などの添加物を使用せずに、製法や包装材の工夫で食料品の鮮度を保つ技術開発を進めてきた。例えば、現在は酸化などを抑えるために、内部を窒素で満たす方法などを採用している。おにぎりの消費期限を2倍に延ばす手法は現在開発中としている。>(上記事より引用)
なんか違う感が否めない。。。私だけか?
消費期限内に売れなくて残ってしまうのなら、発注量を少なくすればいいのではないだろうか?
売り上げは落ちるかもしれないけど、ロスも減らせるのだから問題ない。
お店では「消費期限」の日にちをチェックして買う人をよく目にする。
つまり、期限が遠い未来の商品を買うのだから、長い時間陳列できるのは有効な策にはならない気がするけど違うのだろうか?
この作戦は「陳列時間を長くする」作戦だ結局廃棄は変わらない気がする。
口にするもののことは、真剣に考えたい。
少なくとも子供にはそれを伝えたい。
他の多くの大人の信念を変えようとまでは思わないけど、世界の食糧事情はあまりいい方には向かっていないような気もする。
種のこととか、農薬のこととか、流通のこととか、まだまだ勉強が必要だなあ・・・
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