〜難病とはりきゅう〜その13「4/16 第7診 引っ越し」
緊急事態宣言が全国に広がった4/16
今日も車で往診に向かった。
ついた時、キタムラさんは部屋にはおらず
少しお部屋で待たせてもらった。
シューーーっと加湿器が鳴っている部屋
いつもより遅い時間で少し暗いし、キタムラさんもいなかったし
引っ越しのせいで、棚などもスッキリしたためか
いつもと違う所にきたような気がした。
息子さんがノートを持ってきてくれた。
キタムラさんが来るまでの間にどうぞ。と。
近頃、お願いをして毎日ノートをつけてもらっている。
当日のお話は聞けるけれども、治療の後の日や前日などの体調は書いてもらっていると"疲れのグラデーション"のような物が見える
「書くのは嫌いじゃないから大丈夫です!」と言ってくれて毎日きっちりつけてもらっている。本当にありがたい
ちょっとして現れたキタムラさんは、何だか疲れてしまったと。
笑顔や笑い声はいつも通りだが、少し表情が暗いような感じで
パワーが足りない感じだった。
理由は引っ越しの準備で忙しいのだそうだ。
本当に引っ越しって疲れるんですよね。。
肉体的な疲労もそうだけれど
キタムラさんは、本当に細かく気遣いをされる方だから
とにかく頭の疲労(考えすぎているよう)が多い。
頭を使う時、キタムラさんは
頭のてっぺんが熱くなるのと、胸骨のあたりに痛みが出るから
今日もきっと痛いんじゃ無いかなと思った。
最近、肩こりや背中のコリが全く無いってリハビリの方が言ってくださるんです。それに、訪問看護できてくださる方が「指先の血流量(毎回、機械で測る)が上がって来ていて前より測りやすくなった」と言ってくれました
とキタムラさん。
何だか、色々と変化が出て来ているようで嬉しい。
チームの歯車として、全員がキタムラさんを元気にするために
本当に色々な情報を得ながら、最適な方法を探っている。
血流量をはじめ、器具を使った検査数値は
我々だとチェックが出来ないから、他の方が定期的に評価をしてくれるのはとても嬉しく思う。今度まとめて聞いてみようかとも思っている。
治療に入ると、
足元の冷えがグッと良くなっている
今回は、最初から点滴を温める事をしているからか、冷えの影響が少ないような印象
むくみも少なく足の関節の腫れや痛みも少なくなっていた
左足の裏だけ痛みが少しあったが、お腹の鍼をしているときにすぐ消えた。
今日は頭が熱く、さらにあご周りが痛かった。
これは考えすぎたりすると起きるのぼせで「脳疲労」の証だったりする。
これが続くと、眠りが悪くなったりムクミが出て来たりするので要注意。
今日のお腹は、胸骨と恥骨の両方が痛かったが、特に胸骨のあたりが痛んだ
背中を拝見しながら、背中に治療をしていくと
だんだんと頭の熱さが減っていき、足の冷えも減って来た。
足の冷えは完璧には取れないが、改善の幅が大きくなってきたように感じる
再び仰向けになってもらうと、胸骨の痛みや
あごの痛み、頭の熱感は減っていた。
恥骨の痛みが残ったので
今日は足の指の股に鍼を当てた。
足首の痛みがひきながら、冷えが少しずつ取れて来る。
いつもは左側の方が強い冷えだが、今日は右が強い。何だかシーソーのようにバランスを取りながら回復していくような感覚がある。
治療後は
いつもよりはムセが残ったが、しゃべりやすくなったとのこと。
治療の後、娘さんからLINEがあって
今回は、治療の後のだるさがなかったそう。食欲もあったそうで何より!
でも夜中に捻挫をしてしまったようで。。。次回はそれをしっかり診ないと
次回は、新居での初治療。
疲れは残っていないかな、捻挫は大丈夫かな
環境の変化で体もマイってないかな
治療を初めて
手紙をもらって、コロナ騒ぎで、点滴に対応して、車でいくようになって、引っ越しがあって。
もう、変化に次ぐ変化で何だかすごい事になっている気もする。。
不安定な環境の中では、本当に日頃の準備が問われる。
治療の合間にどれだけ考えられるかが、次の治療を変えることは日頃の治療で良くわかっている。
成長や考察をする。
まだ道のない所だから、
しっかりと歩んでいくように一歩一歩進みたいと思う
ー支援についてー
閲覧ありがとうございます。
この活動は「治療をギフトに」というプロジェクトです。
安心して治癒に向けて専念していただくために
治療者は一切の費用をいただかず「サポーター」の方からの寄付のみで活動を継続しております。
治療者とその施術が「ギフト」になる。
そんなプロジェクトです。
本プロジェクトではALSという難病の治療を行なっています。
徐々に身体の動きができなくなるという難病で、いまだに治療法が確立されていません。
今回、その症状に対して「東洋医学」とくに鍼灸治療で治癒を狙っていきます。
積聚(シャクジュ)治療という治療法を行なっていますが、東洋的な発想に基づいて体系化された治療で、「古傷」も含めて治療をします。過去、この治療法でALSと向き合った症例は無いのでは無いかと思います。前例が無い挑戦です。
原因不明、治療不可となっている現代医学とは違ったアプローチで、何かしらの糸口を見つけるためにも「継続的な施術」が必要になります。ご本人やご家族にしか分からない負担も多いものです。
その為ご支援くださるサポーターの皆さんから私の治療を「ギフト」として送ってください。
ご本人:受取人
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ただ、読み物として共感した。という思いもとても嬉しく思っています。
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(note内でのサポート機能では手数料などで引かれてしまう為、継続性が減ってしまうと判断しました)
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太鼎堂鍼灸院 髙橋洋輔(タイテイドウシンキュウイン タカハシヨウスケ)
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