太鼎堂鍼灸院のコピー

〜難病とはりきゅう〜その7「治療をギフトに」


医療についてのジレンマ


何だか、書きたい気持ちが溢れて止まらないのは

今治療している全ての方に元気になってもらいたいな〜と思う気持ちと

その方法について考えているからだと思う。


難病を治療しているキタムラさんをきっかけにとても強く考えるようになった。

「治療」のギフト化について。

そして、今日はこの話を遠回りしながらストレートに伝えようと思う。



私は「人を元気にする」という人生の目的があります

これは全世界を指しているので、途方も無いので

当面の目標として「日本を元気にする」としています。本気です。



そんな私が

日頃、臨床をしていて歯がゆいのは

「お金」に関する事。本当に色々と考える。



鍼灸は「ビジネス」と「福祉」の間で揺れているような所があって

お医者さんのように保険で治療が出来ない。(数種類の症状に対しては保険も使える。複雑さなど、いくつかの点からうちは自費診療で行なっている)

だから、お金をもらう人=治療を受ける人。となっているので

病気になった方が損する感覚すら感じる人がいる。

(個人的には、病気は人を賢くする最高のツールの一つだと思っているが)



全ての人を元気にしたい。


本当に思う。

全ての人に治療を心ゆくまで受けてもらいたいし

元気に生きるサポートをしていきたいと思う。



私が行なっている治療は、受ければ受けるほど元気になる。確かになる。

けれど、その健康は必ず線引きがあって「もう少しでもっと元気なのに」という手前で離脱してしまうことも少なくなかったりする

しかも、そのほとんどがお金の問題なのが歯がゆい




日本は病気大国と言われるくらいだし、日頃臨床をしていても

「もっと早い段階で気づけば回復も早かったのに。」と思うことが多い。

今言っても仕方の無いことだが

キタムラさんの症状ですらも、あと10年早く気づいていれば現状には至っていなかったのではないかと強く思った。

既往歴(主に怪我)が多かったから。処置できていれば。。



医療で本当に必要なのは

「自分の健康に責任を持てる知識と方法を伝えること」だと思う。

その上で「必要な時に、必要なこと施す」を理想と思ってやっている


・医療との距離感や付き合い方

・そもそもの健康観

・病気の解決への考え方など


を伝えて(今の医療よりも少し進んだ内容で)いければな〜と思っている




そう考えているので、日頃は

・臨床

・健康観についての学びの場所

の2つに力をいれている

ブログなども毎日書いているし、オンラインサロン もやり始めた。

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免許を取って12年、開業して7年。

今まで様々な臨床をしてきたが、健康観が優れた人ほど治りやすいし

重症化もしにくい。



病気にかかってしまう体で生きている人

は、今の医療体制の被害者だとも思っている。


病気は治すものではなくて、ならないものだ。

なったとしたら、それは学びであって

その後の考え方をいかに変えていくかが本当に大切なんだ。

治療は医療者だけでなく、一緒にやるべきことなんだ。


その、修正場所として医療現場があるべきだし

学びの場として医療現場があるべきだと思っている。


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その学びとも言える治療が、心半ばで終わってしまうのは本当に心苦しい


学費が問題になり、本当に学びたい何かを諦めなければいけない学生のように感じる。


医療がお金で、左右されない世界を作る為にどうしたらいいのか。

日頃本当に考えていた。



「治療をギフトに」プロジェクト


そこに「ギフト」という考え方が生まれて今実践している。



ギフトには

・送る人
・送られる人
・送るもの(サービス)

の3つが必要だ。



今回の「治療はギフト」というプロジェクトでは


送る人=サポートを下さった皆さん

送られる人=キタムラさん

送るもの=治療家

となる。


皆さんがまとまって、キタムラさんにプレゼントをしている形になっている


これは、

治療を受ける人=払う人

という現代の構図を崩している。

これは実は革命的なことだな〜と思っている。



そして、実はもう一つ変化を作っていて

全ての人が与える人であり、受け取る人(ギブ&テイク)になっている。


・「治療をギフトに」サポーターの皆さん

ギブ:資金&思い(これが大切) テイク:キタムラさんの元気&ドラマ

・ようすけ先生

ギブ:治療&文章(ドラマ) テイク:キタムラさんの元気&資金

・キタムラさん

ギブ:治療というドラマ&共に頑張る心 テイク:資金&治療


という少し複雑な関係性になっていて

実は、キタムラさんの元気が

「治療家や家族だけ」でなく、【全体が喜んでいる形】になっている。


場合によって、サポーターの方でなくとも

これを見ている人も、微笑ましく見てくださる方もいると思う。

(コメントいただければ、その思いはキタムラさんに伝えます。)

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一人の人が元気になることが全体を元気にする。


全体が、全体を支えあうというのはこういう形なんじゃ無いかと思う。



各々ができることを最大限にした時に、何か奇跡というものは起きる。



今が奇跡が起こるタイミングなのかは分からない

なぜ、この治療技術を身につけた状態でキタムラさんの前に立ったのかもわからない。



でも、出来ることは、奇跡を信じて全力を尽くすだけだ。



なぜか難病に掛かってしまったキタムラさんは

今日も戦っている。

毎日何かしらのケアがあり、些細な言葉に傷ついたり涙したりしながら

段々と自由が効かなくなる体と今日も戦っている。



だからこそ、共に戦いたいと思う。

家族の方と共に

サポーターの方と共に

新たな形の「チーム医療」で。



サポーターの方。

macsonさん
マイクロさん
コゲップさん
Mizukiさん
nob_yanagi122さん
さくさん




本当にありがとうございます。

キタムラさんにこのお話をしたら。

「本当にありがたいです。感謝してます。よろしくお伝えください」とおっしゃっていました。


また、noteにスキをくれた方、シェアして下さった方。

皆さんのことも勝手にサポーターだと思っています。


頑張っていきますので

今後とも、応援よろしくお願いいたします。

【全て治療費に充てます】 ここで書かれる「難病患者」さんからは治療費をいただきません。皆さんのサポートは全て治療費に充てます。全て「ギフト」になります。 この記事では治療のドラマをリアルタイムでお伝えします。 サポーターとして継続的な難病への治療の為、応援してくだされば嬉しいです