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〜難病とはりきゅう〜その28「8/13第24診 右手の動き」

前回からの更新がすっかり遅くなってしまいましたが、しっかりと治療には行っておりました。


暑中見舞いをもらったことからも、何だか手の動きがとっても気になっていた。


ALSは自分の動きを奪われる病気


不可逆的に見えるその症状は、波を打ちながらも消えていくものもある。

喉の詰まりや、ムセなどはまさしくそうで

何だか変化をしてきている。




右手の動きは、だんだんと落ちてきてしまっていて

全体的な筋力低下は止められていない。



なんとか出来ないものかを考えながら

古傷の処置、お灸での処置などいろんな手を日々考えている。




そんな中の往診だったのだけれど

以前の治療で、指の股にお灸をしたのだけれど

キタムラさんは「右手が動きやすくなった」と言ってくれた。



不可逆的だと思っていた右手の動きが出てくるだなんてとっても嬉しく思った。戻る可能性がゼロから、イチになった瞬間だと思えたし、これからの頑張りにも俄然身が入る気がした。



漫画『ONE PIECE』が大好きなんだけれど

ロビンを奪還するエニエスロビー編での気持ちが分かる。



達成出来ることと、達成して良いこと

達成できないこと、達成してはいけないこと



鍼灸では、お灸をするとき体調が悪い人は痕が残る場合がある。

痕が残ってでも進むべき一歩と、しっかりと計算して引き返さなければいけないところがある。



踏むべき一歩と踏まざるべき一歩。

助けられないんじゃないか、という気持ちが増せば踏むべき一歩も霞んできてしまうことがある。




色々と考えるべきことがたくさんあって

自分自身が、どこまで出来るのか分からないけれど

「道は有るんだ」

そう分かると、踏む一歩も全然違ってくる



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※望むところだァーーっ!!(出典:『ONE PIECE』コミックス40巻より)




今日は、治療というよりも

気持ちの話がとっても多かったけれど、こうやって日々治療をしてます。


難病に立ち向かうということ。それはただただ鍼をすれば良いってわけじゃない。自分が、身につけた全てでその瞬間にぶつける。それだけ。



これからの一歩もしっかりと踏んでいきたいと思う。




ー支援についてー

閲覧ありがとうございます。
この活動は「治療をギフトに」というプロジェクトです。

安心して治癒に向けて専念していただくために
治療者は一切の費用をいただかず「サポーター」の方からの寄付のみで活動を継続しております。

治療者とその施術が「ギフト」になる。
そんなプロジェクトです。

本プロジェクトではALSという難病の治療を行なっています。
徐々に身体の動きができなくなるという難病で、いまだに治療法が確立されていません。
今回、その症状に対して「東洋医学」とくに鍼灸治療で治癒を狙っていきます。

積聚(シャクジュ)治療という治療法を行なっていますが、東洋的な発想に基づいて体系化された治療で、「古傷」も含めて治療をします。過去、この治療法でALSと向き合った症例は無いのでは無いかと思います。前例が無い挑戦です。
原因不明、治療不可となっている現代医学とは違ったアプローチで、何かしらの糸口を見つけるためにも「継続的な施術」が必要になります。ご本人やご家族にしか分からない負担も多いものです。

その為ご支援くださるサポーターの皆さんから私の治療を「ギフト」として送ってください。

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太鼎堂鍼灸院 髙橋洋輔(タイテイドウシンキュウイン タカハシヨウスケ)


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【全て治療費に充てます】 ここで書かれる「難病患者」さんからは治療費をいただきません。皆さんのサポートは全て治療費に充てます。全て「ギフト」になります。 この記事では治療のドラマをリアルタイムでお伝えします。 サポーターとして継続的な難病への治療の為、応援してくだされば嬉しいです