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「治療をギフトに」難病とはりきゅう

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「全ての人を元気にしたい」 ▶︎キタムラさん(仮名)は国の難病難病No.2「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」を発症しました。 この病気は、全身が動かなくなっていくものです。 手足の… もっと読む
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#私の仕事

〜難病とはりきゅう〜その5「3/11第2診 青空」

今日は気持ちの良い晴れ ※この記事は前回↓を読んでからご覧ください。 電車を降りて、改札を出るととっても印象的な青空とおでんの具材みたいに色んな形の雲が浮いていた。 その中でも、青空を包み込むように囲む雲と、それに負けないように青々と主張している綺麗な青空が有って思わず写真を撮った。 駅前には、キタムラさん(仮名)の旦那さんが車で迎えにきてくれる。 人が乗り降りしやすいドアで、自動でひらく。 シートに座るのも少しゆっくり座ってコートを置いた。 「今日は暑いくらい

〜難病とはりきゅう〜その6「3/11第2診 足の冷えと滑舌」

治療家としてのようすけ先生 今日は昨日の続きで、具体的にこんな治療をしてきたよ。 という点について書きたいと思います。 この↓の記事です。この写真見るだけで涙出そうになる。 昨日は初めて臨床中、患者さんの前で涙を流した。 今日は、↑の記事の続きで 実際の治療について残していこうと思う 具体的な治療について述べるのは初めてなので、少しそこに時間を割きながら。 私がやっている「はりきゅう」はきっと世の中のイメージとは少し変わっていると思う。 もう1人の鍼灸師さん

〜難病とはりきゅう〜その7「治療をギフトに」

医療についてのジレンマ 何だか、書きたい気持ちが溢れて止まらないのは 今治療している全ての方に元気になってもらいたいな〜と思う気持ちと その方法について考えているからだと思う。 難病を治療しているキタムラさんをきっかけにとても強く考えるようになった。 「治療」のギフト化について。 そして、今日はこの話を遠回りしながらストレートに伝えようと思う。 私は「人を元気にする」という人生の目的があります これは全世界を指しているので、途方も無いので 当面の目標として「

〜難病とはりきゅう〜その37〜「2021年12/1 第80診 月のウサギ」

前回の記事から1年以上が経ってしまった。 言い訳をいっても仕方がないが、少し思いを残しておきたいので書かせて欲しい。 ①日々の臨床に影響が出てしまった。 ②正直、心苦しところがあった。 日々の臨床への影響2021年に入り、自分の鍼灸院の移転を考えながら臨床に立ち 夏に移転を終えたのだが、体力などほとんど残らないほどの時期だった。自分自身で決めた事なので、こんな事をいっても「サブいやつ」に見えるかもしれない。 けれど、往診で感じた全てを文章に起こすのはそれ相応の体力