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難病との出会い自分の挑戦について、残していきたいと思う。 治療家になって10年以上が経つが、毎年「その年を象徴する症例」があるように思う。 去年であればヨダレが止まらないつわりになり、昼夜眠れず、出かけることも出来ない状態で妊娠を諦めかけた妊婦さんが無事に出産できた物だった。 今思い出してもあれはかなり繊細な施術だったと思う。正直、危ないものだったしお腹の赤ちゃんもいた。それにお医者さんは「耐えてね」って感じだったそうなので、特に助けが無かった。 全てのアンテナとセン
2020.3/4に出会ってから、この病気の事ばかり考えている。 筋萎縮性側索硬化症という病気は、改めて非常に恐ろしい病気だ。 この病気は体の電気の回路と言える「神経」が徐々に進行的に働かなくなる病気と言える。 ちょっとむずかしいのだけれど、神経の話をしておこうと思う。 ここがわかっていないと、あまりイメージができないと思ったから書き残しておきます。 神経の働きは少し複雑なのだけれど(私は学生時代から学習するのがとっても苦手だった。) この病気を理解する上で、大きく
手紙が届いた。患者さんからのお手紙だ。 ところで私は「患者さん」と呼ぶのが嫌いなので 「キタムラさん」と書かせてもらう。もちろん仮名だ。 1度目の治療の話を、振り返りながら書いてみるけれど 筋萎縮性側索硬化症には病気の進行具合で3つのパターンがある 麻痺が足から起こる「下肢型」、手から始まる「上肢型」 話したり、飲み込んだりができなくなる「球麻痺型」 私が診ているキタムラさんは「下肢型」 足から症状が出てくる つまづきやすくなったり、フラフラした歩き方から疑
いま、向かっている最中なのだけれど 電車に一時間ほど揺られて往診に向かう。往診に向かう時って不思議で、これだけの人の中にいれば、もはや自分は誰でもない気がするけれど 思いを持って、明確に道を行く自分を少し誇らしくなったりする。 今日は体調はどうだろうか この天気を気持ちいいと思うのかな 昨日はゆっくり休めたのかな、夢は見たかな そんな事をつい考えてしまう。 まだ乗り換えが慣れないから、スマホを確認しながら電車のアナウンスを聞いて 電車の自動ドア上にある案内とス
今日は気持ちの良い晴れ ※この記事は前回↓を読んでからご覧ください。 電車を降りて、改札を出るととっても印象的な青空とおでんの具材みたいに色んな形の雲が浮いていた。 その中でも、青空を包み込むように囲む雲と、それに負けないように青々と主張している綺麗な青空が有って思わず写真を撮った。 駅前には、キタムラさん(仮名)の旦那さんが車で迎えにきてくれる。 人が乗り降りしやすいドアで、自動でひらく。 シートに座るのも少しゆっくり座ってコートを置いた。 「今日は暑いくらい
治療家としてのようすけ先生 今日は昨日の続きで、具体的にこんな治療をしてきたよ。 という点について書きたいと思います。 この↓の記事です。この写真見るだけで涙出そうになる。 昨日は初めて臨床中、患者さんの前で涙を流した。 今日は、↑の記事の続きで 実際の治療について残していこうと思う 具体的な治療について述べるのは初めてなので、少しそこに時間を割きながら。 私がやっている「はりきゅう」はきっと世の中のイメージとは少し変わっていると思う。 もう1人の鍼灸師さん
医療についてのジレンマ 何だか、書きたい気持ちが溢れて止まらないのは 今治療している全ての方に元気になってもらいたいな〜と思う気持ちと その方法について考えているからだと思う。 難病を治療しているキタムラさんをきっかけにとても強く考えるようになった。 「治療」のギフト化について。 そして、今日はこの話を遠回りしながらストレートに伝えようと思う。 私は「人を元気にする」という人生の目的があります これは全世界を指しているので、途方も無いので 当面の目標として「
今日までに。 3/4に1診目、3/11に2診目。 この「治療をギフトに」プロジェクトを始めて 数週間があっという間に経った。 書いたnoteがたくさんの方の目に触れるように 自分に出来る事をたくさんしてきた。 声をかけてくれる人、シェアをしてくれる人、支援をしてくれる人。 本当に温かかった〜。一生忘れません。 こういう時に、優しさって見えるんだなって分かった。 いろんな方が気にかけていてくれるのかな〜。なんて思う。 本気で声を上げた時、自分の周りにどれだけ
駅に到着した 今日は3回目の診察、非常に天気が良くて気持ちがいい。 いつも通り、駅前に旦那さんが迎えに来てくれたのだけれど 車内にもお日様を感じて、とっても気持ちがよかった。 今日は、休日という事もあってご家族が揃っていたようで 紹介してくださった娘さんのお兄さん達やそのお子さんがいらっしゃって賑やかだった。 キタムラさんのおうちは、とっても日差しが入って気持ちがいい。 おうちの奥の方から何だか気持ちのいい風が流れてくる。 今日のキタムラさんは、横になっていた
ご挨拶 今日も良い天気の中、改札を出た。 キタムラさんの旦那さんは、今日も約束の時間に迎えに来てくれた。 いつも紳士的で、自動でドアを開けてくれる。障がい者シールが車に貼られている。 「こんにちは〜、お邪魔します〜」と だんだんと慣れた玄関の風景に声をかけると、 中から少し力のない声で 「こんにちは、ようこそ〜。よろしくお願いします〜」 と帰ってきた キタムラさんは今日は 右手が動きづらかったようだ 朝、お魚を食べた時に少し違和感が有って 両手でお箸を