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やる気ゼロでも勉強するしくみ5

⑤計算1問だけ、から始めよう・・・子供が鉛筆を持つしくみ


「カタカナが覚えられない子には、ポケモンの名前を教えよう」

これは、公立小学校の教師、杉渕鐵良先生の本に書かれていました。

カタカナを練習してもなかなか覚えられない子供。
だけど、ポケモンは大好き!

ならば、ポケモンの名前を書けるようにしよう!

と言うことで、少しずつポケモンの名前を書いていたら、
あっという間にカタカナを覚えてしまった、と言うのです。


これ、我が家でも試してみました。

長男ハルが小1の時。
カタカナがなかなか覚えられませんでした。

「シ」と「ツ」や、「ソ」と「ン」は特に難しくて
書き取りの宿題で何度も練習しましたが、
あまり効果が得られませんでした。

そこで、白い紙を1枚用意。
もう一つ。
息子の愛読書『ポケモン図鑑』も!笑

私「好きなポケモンの名前を10個、書いて、
母ちゃんに教えてくれる?」

と提案しました。
すると、「いいよ!!」とすぐに取り掛かる息子。

書けないポケモンは、図鑑を見ながら書き、
5分ほどで「書けたよ!!」と見せてくれました。

これを続けて2週間。
気づけば、カタカナを書けるようになりました!
ポケモン様様です!

こんな風に、
子供の目線で学習を楽しくする技をお持ちの杉渕先生。

もう一つ。とても効果的だった方法をご紹介。

それは、
「十ます計算から始めよう」

『百ます計算』と言うのは有名ですが、
私は、『十ます計算』と言うものはこの本を読むまで知りませんでした。

要は、百ます計算を1行だけ取り出したもの。

足し算だったら、パッとできてしまいます。
まずか、これから始めよう、と言うのです。

さらに、この十ます計算をする際、
先生は「用意、どん!って言ったら始めてね。」と言って、
タイムをはかるのですが、少しオマケをするそうです。

計算を開始してから2、3秒してからストップウォッチを押す。

タイムが早くなり、子供達は喜ぶ。

次の授業でも十ます計算をしますよ!と言うと
子供達は、「やろう!やろう!」となる。

このサイクルを作って、続けていくと、
いつの間にか、本当にタイムが上がっていく。


実際にやってみると、納得です。

十ます計算は、とてもコンパクトな計算問題。
パッと見て、「これならできそう」と言う印象を
子供に与えると思います。

だから、取り掛かれるんです。

ポイントは、ここ!

内容が簡単かどうかよりも、
ぱっと見の印象で、ハードルは簡単に下げられます。

たった10問の計算でいい。

となれば、子供も「それくらいなら、やってもいい」と
言っちゃうわけです。笑

こんなことを続けていて意味がある?
と思うかもしれません。

計算力がない子供ならば、
たったこれだけでも計算練習として十分意味があります。

大事なのは、続けること。

計算力があり、簡単すぎる場合には、
引き算、かけ算、わり算、分数、小数、など
少しずつ問題の難易度を変えてみてもいいかもしれません。

どんどんクリアして、次のステージに進む感じで。

継続は力なり!


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