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やる気ゼロでも勉強するしくみ2

②勉強してくれるだけで、ありがたい・・・ゼロよりマシ

勉強が苦手な息子ハル。

学校から帰ってくると、遊びたくてうずうず。
夕方になると、テレビやゲームやYouTubeで大忙し。
しかも、絶対10時間寝ないと翌朝起きないタイプなので、超早寝。

一体、いつ勉強するんじゃいッ!

宿題の中でも、本当に困ったのは、算数プリント。

プリントを広げても、全く鉛筆が動きません。
5分経っても、10分経っても、鉛筆は止まったまま。

「難しいなら、一緒にやろうか?」と声をかけると、
「もう!今、考えてるのに!」
怒って、鉛筆を投げ、プリントも投げる始末。

時間に余裕があれば、それでも見守るのですが、
習い事の時間や弟が我慢の限界になり遊び始めと、

こっちだって、いつまでも待ってられないんじゃい!!

と大爆発・・・


子どもが宿題をしない・・・

親にとって永遠の悩みです。

しかし、子どもは実際のところどう思っているのか?


塾で指導している時、
生徒は親についてこんな風にこぼしていました。

「家で宿題を頑張って終わらせて、
ちょっと休憩しようと冷蔵庫からジュースを出したら、
お母さんに『休憩ばっかりしてないで、勉強しなさい!』
って言われた・・・」

「塾で授業やって自習して、疲れてうちに帰って、
カバンからスマホを出したら、
『スマホばっかり見て勉強しないなら、スマホ禁止!』
って取り上げられた・・・」

聞いている私はとても困惑しました。

だって、お母さんの気持ち、
めっっっっっちゃ分かる!!!!

目の前で子どもがダラダラしていたら、
色々言いたくなりますよ。

でもね、
この生徒達は本当に勉強していたんです。
宿題だって全部やってくるし、授業では難しい問題にも取り組む。

だから私はこう答えていました。
「みんなが頑張ってる姿を動画にしてお母さんに見せてあげたいな」

「やめてよ(笑)もっと怒られそう!」
と笑っていましたが。

そうなんですよね。
目の前でダラダラしている姿を見て、
これが子供の全てだと思うのは間違いなんですよね。

学校では、塾では、自習室では、図書館では、
子供なりに一生懸命頑張っています。

それを親には見せない生徒達。
(てか、見せればいいじゃん!と思うのですが・・・笑)

この経験から、私は親として、
一歩引くことの大事さを学びました。

今日はとても疲れていて、家では頑張れないのかもしれない・・・
そんな日は大人だってあるもんね。
プリントは明日の朝やればいいや。

無理やり勉強させると、子供達には勉強が嫌な体験として記憶され、
ますます勉強から逃げるようになります。

親から見れば「たったこれだけ?」と思う量でも、
子どもからすればとても大変な思いでやり遂げた勉強かもしれません。

それに、学校だろうが塾だろうが、勉強をやれば前に進みます。
全くしないと停滞ですが、やってるんだから前進しているんです。

勉強してくれているだけ、ありがたやー

最近は、こう思うようになりました。(私も少し大人になりました笑)


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