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「進撃の巨人」も素晴らしいですが、1973年制作のアニメ映画「ファンタスティック・プラネット」の青い巨人もすごいよ!

遅ればせながら、今Netflixで「進撃の巨人」アニメ版を観ています。まだシーズン1なのですが、めちゃくちゃ面白いですね!タイトルを聞いたことはあったものの、機会がなくて観れていなかったのですが、今は堪能しています!

初見で巨人をみたときには、夢に出てきそうなくらいインパクトが大きくて、すごく怖かったです。今もまだ慣れていなくて、本当にこんな巨人がいそうな気もして、窓を見るのがちょっと怖い 、特に夜 笑。


まだまだこれから色んな展開があるんだろうな、と思ってワクワクしているのですが、巨人と人間のアニメーションと言えば...ということで思い浮かんだのが、「ファンタスティック・プラネット」。

ルネ・ラルー監督による1973年制作のアニメ映画で、フランス・チェコスロヴァキア合作。知る人ぞ知る伝説のカルトアニメで、宮崎駿監督もその世界観に影響を受けたと言われている作品です。

私は大学の時に映像論の授業で観たのですが、その独創的で奇抜なビジュアルと、シュールで衝撃的なストーリーは、一度見たら忘れられない作品。あれから結構な時間が経っていますが、まだ鮮烈に脳裏に焼きついています。


簡単なあらすじはこちら。

青い皮膚に赤い目という巨大なドラーグ人が支配する惑星で、人間たちは彼らのペットになるか、害虫のように殺されるしかなかった。しかし、ついに人間たちはドラーグ人に対して反乱を起こす。
amazonの商品説明より)


このあらすじを見るだけでも、あの時の衝撃が思い出されるのですが、ビジュアルもかなりインパクトが強いです。不思議な惑星も、そこに生息する謎の生き物たちも、青い巨人も、登場する生き物たちのデザインがかなりユニーク。そしてずっと流れている不思議な音楽。

それから、1973年の作品ということもあり、昔のアナログのアニメーションの手描き感とか色調の感じとかが、一層不気味さを醸し出しているのですが、なぜか観続けてしまう魅力があります。カンヌ映画祭の受賞作品でもあるので、方向性は独特ですが、オリジナリティとか芸術性は高いなぁ、と感じます。


ストーリーは、人間と青い巨人の争いで、最後はどうなる?というシンプルなものですが、巨人の生活の描写が素晴らしくクリエイティブ。今まで観たことのない生き物の生活はとても興味深いです。彼らは、1日の大半を瞑想して過ごすのですが、その瞑想方法もかなり特殊で、瞑想中に体の形を自由に変えることができたりします。

瞑想時以外でも動きが不思議だし、本当にどこかの惑星に行って見てきたかのような、どこから着想を得たのか、今まで観たことのない唯一無二の世界観に高い創造性を感じます。


進撃の巨人が好きな方には是非、観ていただきたい!衝撃が大きくて眠れなくなる、または夢に出て来る可能性がある映画ですが、一見の価値はあると思いますよ!ファンタスティックなプラネットの世界へ行ってらっしゃい。


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