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アートのまとめ記事

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国内外・ジャンル問わず、アートに関する記事です
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「見えない/見える ことについての考察」ダンサー森山未來の表現

国境やジャンルを超えた表現者:ダンサー 森山未來の果てない魅力にも書いたのですが、私はダ…

Yuko
3年前
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国境やジャンルを超えた表現者:ダンサー 森山未來の果てない魅力

前回の記事、シェルカウイ: 踊りで命を救われた男が、踊りで世界を救おうとしているで、森山…

Yuko
3年前
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シェルカウイ: 踊りで命を救われた男が、踊りで世界を救おうとしている

「シェルカウイ 踊りで世界を救う、41日の闘い」というドキュメンタリー映画を観ました。 20…

Yuko
3年前
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東と西の植物図鑑

「世界で一番美しい○○」のようなタイトルで、動植物を扱った図鑑をよく見かけるようになり、…

Yuko
3年前
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"へたでいい":映画「モリのいる場所」より

映画「モリのいる場所」のワンシーン。 息子が描いた絵を見てくれ、と知り合いから言われたモ…

Yuko
3年前
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「一本の線」に全てが現れる:3人の芸術家の作品より

私は芸術家の代表作を見ることも好きなのですが、誰かに当てた絵葉書といった日常の生活が垣間…

Yuko
3年前
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「本物」は自分の心の中にしかない:富嶽三十六景『赤富士』から「本物」について考える

70歳がスタートライン:北斎先生の生き方から学ぶことで、葛飾北斎先生を取りあげたので、今日は有名な作品、『富嶽三十六景』全46図中の1図「凱風快晴(通称 赤富士)」をモチーフに、本物についてと美術の見方について書いていきたいと思います。 この絵は木版画で、肉筆浮世絵とは違うことがまず大きなポイント。肉筆浮世絵は筆で描かれた一点物。片や木版画は版画なので、大量印刷をすることができ多くの「本物」が存在します。通常は初摺(しょずり)と言われる最初に摺った200枚は、絵師の指示通り

70歳がスタートライン:北斎先生の生き方から学ぶこと

国内外にファンが多い、浮世絵師の代表格の葛飾北斎先生。私も大好きなのですが、絵の美しさと…

Yuko
3年前
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13歳の時に出会っていたかった本!「13歳からのアート思考」

ここ数年、デザイン思考やアート思考という言葉がよく聞かれるようになってきたかと思います。…

Yuko
3年前
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音になりたい。いや、音そのものであった人:グレン・グールド

前回は、没入し、音と一体化する:辻井伸行さんを書いたので、今日はピアニストつながりという…

Yuko
3年前
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没入し、音と一体化する:辻井伸行さん

2年前に、初めてピアニストの辻井伸行さんの演奏を観ました。 スウェーデン外交関係樹立150周…

Yuko
3年前
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詩【宇宙のロマン】

【宇宙のロマン】Yuko 「なぜ生きる?」「わたしとは何か?」 古代から人類がずっと向き合っ…

Yuko
3年前
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東山魁夷と作品タイトル

「風薫る五月」。私は一年でいちばん、五月が好きです。気候もちょうどよく、新緑が眩しい、太…

Yuko
4年前
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シェイクスピアの言葉「この世は舞台、人はみな役者だ」より、自分の役柄の数について考える

自分とは何とも謎に満ちた不思議な存在だなぁ、そんなことを日々思います。 誰よりも長く付き合ってきて、誰よりも分かっていると思っているはずの自分が、思いもよらぬ言動をしたりして、全く手に負えないときには、途方に暮れてしまいます。 そんな日もあれば、「私、こんなところあったんだ!いいね!」と新しい自分を発見して嬉しくなる日もあります。 摩訶不思議な存在の自分を知るきっかけをくれるのは、いつだって他者。そして、その相手の数だけ自分が存在することもまた、興味深いです。 心地よ