見出し画像

集合研修をしても効果が持続しない原因【チェックシート付き】

皆さま、こんにちは!

社員の能力を高めるために、
集合研修を取り入れる会社は多いと思います。
そんな研修のあるあるとして、
研修後2~3日は、熱がそのままの状態を維持できているけど、
そこから先は、熱が冷めて元通りになってしまう‥‥
なんてこと、経験しているのではないでしょうか?

なぜ、こういうケースが起こってしまうのか?
今回の記事では、
【集合研修をしても効果が持続しない原因】をお届けします。

考えられる代表的な3つの原因はこちら。

詳しくは、一つ一つお伝えしていきます。


1つ目の原因:「組織の風土や職場環境」

研修で得た知識や行動内容が、
現場で実践しにくい環境であったり、
これまでの歴史や文化が強く根付いている場合は
特に研修の内容が発揮されずに終わってしまうケースが多いです。

組織や店舗で風土を作っているのは、
そのコミュニティで影響力を持つ人です。

管理職や、店長が研修の重要性を理解できていれば、
積極的に取り組み、研修内容を生かせる環境を作る事が出来るはずです。
逆に重要と思っていない場合は、研修内容が形骸化されてしまいます。


2つ目の原因:「モチベーションの欠如」

研修を受け終わった直後は、
インプットしたことに刺激を受け
「よし、やってみるぞ!」といった状態なっていたとしても、
翌日、いつも通り業務を始めると
最初は意気込みの余韻は多少あったにせよ、
午後にはパワーダウンして、
3日後には元に戻ってしまうケースですね。

このようなケースでは、
・目的のリマインドセットが仕組みかされていない
・研修の構成に目的や原理原則を基にしたマインドセットが含まれていない
・研修内でコミットまで行われていない現場に戻ったら本人任せな終わり方
など

モチベーションの維持と向上に必要な、
目的のセット、具体的な行動のセット、達成状態のイメージ
この3点のどれか、または全てが漏れている可能性が高いです。


3つ目の原因:「評価制度の不備」

この評価制度の不備は、1と2の解決にも効果のある内容になります。

よくある事例がこちら
受講者が研修で学んだことを実践しても「会社は評価してくれない」状態です。

社員のエンゲージメントには下記の7項目がございますが、
これら全てに関わるのが評価制度となります。

《社内エンゲージメント》
・仕事に対するやりがい
・自己成長の機会
・上司や同僚との関係
・職場環境
・承認(5つの承認)
・会社のビジョンへの共感・経営陣への信頼
・チームメンバーとの協力

エンゲージメントを上げるには
成長に繋がる研修、能力を発揮できる環境、目標の達成が
大きく影響しますが、それらを適正に評価できなければ、
社員の行動の質は確実に落ちてしまいます。

このように、研修を一過性で終わらせないために、
今回は簡単なチェック項目をご用意いたしました!
このようなケースに心当たりのある企業様は、
ぜひ一度チェックしてみてくださいね!


□ チェックシートで簡単確認!

・研修をしても効果が持続しない原因チェックシート

7つの内容に分けて、回答できるようにしております!

1. 研修内容の不適合

研修内容が実際の業務に即していない場合、
受講者が学んだことを実践する機会が限られてしまいます。

● 業務との関連性が薄い
研修内容が現場の具体的な問題や課題に直結していない。

● 応用の仕方が不明確
理論や知識は学べるが、具体的な応用方法が提示されていない。

ーーーーーーーーーー

2. 研修後のフォロー不足

研修を受けた後のフォローアップが不足していると、
学んだことが持続しにくいです。

● 継続的なサポートがない
研修後に実践をサポートする仕組みやフィードバックの機会がない。

● 復習や再確認の機会がない
定期的な復習や再確認の場が設けられていない。

ーーーーーーーーーー

3. モチベーションの欠如

受講者のモチベーションが低いため、
学んだことを実践する意欲が湧かないことがあります。

● 研修の必要性を理解していない
なぜその研修が必要なのかを理解していない。

● 目標設定が不十分
受講者自身が明確な目標を持っていない。

ーーーーーーーーーー

4. 研修の質の問題

研修の質が低いため、
受講者に十分な学びが提供されないケースがあります。

● 講師の質が低い
外部講師や社内講師のスキルが不十分。

● 教材や手法が古い
研修で使用される教材や方法が時代遅れである。

ーーーーーーーーーー

5. 環境の問題

研修後の職場環境が
学んだことを実践するのに適していない可能性があります。

● 実践の場がない
研修で学んだことを実践できる環境や機会が不足している。

● 文化や慣習が障害になる
新しい取り組みを阻害する企業文化や慣習が存在する。

ーーーーーーーーーー

6. 管理職のコミットメント不足

経営陣や上層部や店長が研修の重要性を理解し、
支援していない場合、研修の効果が薄れてしまいます。

● 上層部の理解と支援が不十分
研修の意義や目的を経営陣が理解していない。

● 管理職の見本となる行動がない
上層部が研修で学んだことを実践していない。

ーーーーーーーーーー

7. 評価と報酬制度の問題

● 評価制度の不備
社員教育の成果が適切に評価されず、学びの意欲を低下させる。

● 報酬の連動性欠如
教育を受けてスキルアップしても、それが給与や昇進に結びつかない。


□ まとめ

以上、今回は「集合研修あるある」の、
「集合研修をしても効果が持続しない原因」についてお伝えいたしました。

原因は様々ありますが、課題を大きく捉えすぎて
具体的な原因を見落としてしまうと、
いつまでも同じ事が起きてしまいます。

まずはチェックして、できることから改善していきましょう!



「人事で価値を上げる、人事の@UP」

会社名の由来
@=価値
UP=上げる



結果はいつも「人」から生まれる。
「人」の成長無くして組織の成長はありません。
@UPは企業理念である「現場力向上」の実現に向け、
「人」が望む未来を作り続けていきます。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?