ブログとYouTubeでは出会えない情報



こんにちは、そそです。


最近では特に副業の時代が本格化しており、ぼくの周りでも副業を始める人が増えています。

ぼく自身も社外で、中小企業様やベンチャー企業の経営(財務×営業×新規事業)のコンサルを個人でやらせて頂いているので、副業者のうちの1人です。

サラリーマンが

「副業を始めてみよう!」

となると、選択肢の1つとして真っ先に上がるが、「ブログ」とか「YouTube」が挙げられると思います。


理由としては

・初期費用かからない リスクすくない
・特別なスキルがいらない

自身の経験をテキストに起こしたり、動画にしたりするだけでノーリスクであり、要は「手軽」だからです。

副業サラリーマンやフリーランス個人が発信者となることで、情報を受け取る側の人たちは、非常に多くの情報に触れることができるようになりました。

デジタルネイティブの人たちである若者の中には

「バリキャリのサラリーマンとか、個人で稼いでいる人もYouTubeで発信してくれてるから、ネット上で全部わかるやん!」

と考える人がいますが、結論から申し上げると間違いです。

たしかに、以前に比べて得られる情報量は格段に増えました。
中には、高い授業料を払って学校に行かないと学べなかったような内容もYouTubeで配信されていることは間違いありません。

一方で、ネットがいくら発達しても絶対に出てこない情報は必ず存在します。


ネットには出てこない情報はどんな情報なのか?を考えるためには、反対にネットに出ている情報はどんな情報か?を考えていくことが得策かと思うので一緒に考えてみましょう。


ブログやYouTubeに出てくる情報

 
ネットに出ている情報はどんな情報か?を考えるときに、『どんな人が何のために発信しているか?』という切り口で考えてみましょう。


まず、「情報の発信者」は主に3つに分けられます。

①YouTube、ブログそのもので稼ぎたい人
②自分の商材を売るために集客目的で発信している人
③情報発信が趣味の人

①の「YouTube、ブログそのもので稼ぎたい人」についての代表例は「アフィリエイター」や「ユーチュバー」と呼ばれる人たちですね。特定の商品を紹介してマージンをもらったり、閲覧数を増やして広告収入をもらうというビジネスモデルです

②の「自分の商材を売るために集客目的で発信している人」は、法律相談をしたいお客さんを集めたい弁護士ユーチューバーや、転職希望者を集めたい転職エージェントが行う転職メディアやブログがあります。

③の「情報発信が趣味の人」はごくわずかですが、存在します。
最初は趣味で始めていたが、気づいたら多くのファンがついてしまい、広告収入を得ることが出来たというケースもありますが、その他に、単なる自分の趣味だったり、世間に自分の違和感をぶつけるために情報発信をしている人も一定数います。
最近の分かりやすい事例でいうと、「プログラミングスクールに行けば未経験者でも即戦力のエンジニアに!」みたいな広告を出している人たちに対して、「いやいやそれはないだろ!」と言うだけのためにベテランエンジニアの方が情報発信していたりなど。

どちらが良いかが今回の議論のポイントではないので言及はしませんが、③のような人は、単発の情報発信であるため、事実であったとしても視聴者に届く可能性としては低いです。

いずれにしろ、3種類の情報発信者の人が発信している情報とは、「”不特定多数に出したい”情報」と「”不特定多数に”出しても良い”情報」です。

①自身のブログやYouTubeを見てもらいたい人と、②自身の商品を売りたい人は、「情報を不特定多数に出したい」ですし、③世間に対する自分の違和感を伝えたい人は「情報を不特定多数に出しても良い」ということです。



そこで情報受信者であるぼくたちが考えなくてはいけないのは、「不特定多数に出したくない情報」は、世の中に出てこないということです。

不特定多数に出したくない情報がどんな情報かというと、「情報発信者が得をしない情報」「情報発信者が損する情報」です。

例えば、友人が「特別にお前の友人だったら良いよ」といって、本来の定価より、安くサービスを提供していたとします。

世の中の「紹介キャンペーン」のような一般的な割引ではなく、完全なる友人価格です。

その場合、ぼく自身に、友人に紹介する紹介責任というものが生じるので、どこの馬の骨かも分からない人を紹介したくはありません。

その人がクレーマーで、友人に無理な値引きを迫ったりトラブルを引き起こしたりしたら、自分自身が困るからです。


実際にあった例を出してご説明します。


不動産紹介案件について


実は、Twitterで知り合った新井さんから、こんなご連絡を頂きました。

「社員がシェアハウスを契約しようとしているのですが、見積もり金額が適切なのか分からないので教えてください。」

新井さんがとある不動産会社からもらっていた見積もり金額は適正でしたが、(別にぼったくられていたわけではありません)、ぼくの知り合いの不動産会社の人に頼んで半額以下で対応してもらいました。

この不動産会社の社長と、ぼくには過去からの信頼関係があります。

当然ですが、会社として利益が少ない友人価格で対応してくれることを、ぼくがネット上で宣伝することはありません。

なぜなら、ぼくが紹介した人が、相見積もりだけ取らせて音沙汰なかったり、クレームを入れたりされたら困るからです。(当然、新井さんと不動産会社の取引はスムーズに終わりました)

ぼくと新井さんとの出会いはTwitterでしたが、お互い顔を見てビデオ会議したり、普段からやりとりしていて、「この人なら紹介しても良いな」と思ったので、ご紹介しました。





これはあくまで分かりやすい一例ですが、世の中にはごく少数の人しか知らない優良な情報が無限に存在します。

ぼくの周りのフリーランスや副業で、とてつもない金額を稼いでいる人たちは、決して不特定多数に出ることのない情報を共有しています。

それは、彼らがコミュニティに入るために、地道な信頼の積み上げをしてきたからに他なりません。

もちろん、ネットでの情報や出会いも非常に大切です。実際、ぼくも新井さんとはTwitter経由での知り合いです。

ただし、情報に関しては、世の中に出ている情報は、ほんの一部だと考えた方が良いでしょう。

勉強や知識に関してはネット上での情報でカバーできるかもしれませんが、ビジネス的に有益な情報が現実の世界に多く眠っています。




SNSなどのオンライン上に限らず、リアルな場で他の人に役に立てるかどうか?を日々考え、行動することが重要だと思います。

これからも良い人との出会いがあることを楽しみにしています!