駄々っ子になる日。
えせ京都暮らしはじめました。9日目。
仕事がひとつ一区切りついたので、まったりしたかった。
家から出た後、家の布団でぐったりしててもよかったことに気づいた(笑)
そんな一日の始まりでした。
鈴虫寺に行ってから映画を見ようかなと思って出発したのですが、なんとなく左上のほうに行きたくなって、バスに乗り込みました。
バスの行き先は、上賀茂神社。
現地に到着してから気づく。実は行ったことがなかったようだ。(京都に何回も行き過ぎてもはやどこに行ったのかあやふやになってきた)
写真の撮り方から考える。
東京に一時帰宅した際にカメラを持ってきたのでぱしゃぱしゃと。
遠近感を利用しての接写が好き。
友人の写真が好きで、あの世界観うらやましいなあと思いながらなにを撮ろうかと考えていた。
最初は「どんな撮り方をしたらああなるんだろう」とか「あの世界観いいな…」というくやしさからだったのだけど、ただただあの彼らの視点を借りてみればいいんだなと思ったら、途中からなんだか楽しくなってた。
ぽつーん
ひたなぼっこ。
きょるん
ひとすじ。
レッドカーペット。
周りの声や視線が気になる。
ひとりで歩いているので、歩くペースは自分で決められるのだけれど、じっくりお参りをしたいときに人の気配がすると「早く終わらせないと…!」って焦る。
石とか木に触っているときに人の気配がすると「へんなスピの人に見られてるかも…!?」と焦ってあわあわと立ち去る。
こんなときこそグランディングや!と思うんだけど、いっかい飛び出してしまった意識はなかなか戻らず断念。
罪悪感があるものじゃないからほんと自分の意識だけのことですな。日々練習。
お昼ごはんは、上賀茂神社の前にあるお店で。
うどんを食べてる横で、お店の人とお客さんが、人生について話している。
ひっそり食べて帰ろうかなーと思っていたら、「人生は悔いなくね!」と突然話を振られ、とっさに親指を突き出したらなんかおもしろがってもらえた(笑)
着物を着ていたこともあったようだけど「個性があるから話しかけたくなっちゃった!」と。ありがたや~
生活してからのお隣さん事情はわからないけど、お店の人が観光客慣れしてるので、お店の方はぜんぜん冷たくないですな~。
心に小さな女の子を住まわせる。
朝、バスに乗ったときから、なんとなく心に小さな女の子を住まわせていた。
むちこという大きいロボットを操縦する女の子。
そうなると、いろんなことが新鮮で、きゃーきゃー言える。
今日、三十三間堂で、おまつりが行われていた。
そしてそこでは、女の子限定のお守りが販売しているという。
17時までだと思っていたら、おまつりは15時半まで。
だがほかにも行きたいところがあるし、間に合うかぎりぎり。
「いきたいー!おまもりほしいー!!!」
駄々をこねる女の子。
脳内会話をしてみるものの、ぜんぜん収まる様子を見せない。
「ほしいほしいほしいほーしーいー!!!」
…となったところで気づく。
そうか、これは感情の発露ではなく、相手をコントロールするための手段なのだ!
別にお守りなんて欲しくない。(すごい凝ったデザインとかならまだしも、言ってしまえば普通のお守りだ)
女の子の日だし、女の子扱いされたいという欲望もむくむくあったけれど、それよりも言うことを聞いてほしくてしょうがない
そしてこれ、わたしがパートナーにやってることなのよね。
パートナーは「しょうがないなぁ」って聞いてくれるけど、パートナーが折れるまで大体拗ねる。拗ねてるなーって思っても引き返せない。
わたしのなかで、拗ねるのをやめるということは、折れる=負けるということだ。
言うことを聞かせたい。
末っ子故ですかね。自分が拗ねれば勝てる=自分の要望が通るというのを経験で学んでいるのです(笑)。
まぁとうぜん、それが通じるのは家族内だけであって(笑)。
少し前から薄々思ってはいましたが、ちょっと向き合いたいところでありますね。
目標、ゴールが目的ではなく、手段が目的になってしまっては本末転倒だぜ。
そこに気づいたのがおもしろくなったので、三十三間堂には行かず、出町ふたばの大福といちごを買って帰りましたとさ。
帰ってからはお豆腐を冷凍しました。明日は豆腐の唐揚げにするぞ~(*'▽')
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