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わたしのふるさと⑪ 徳島県編

こんにちは!学生地域おこし団体Your Local clubです!

今回は、私の母の出身地である徳島県を、「食」という観点から紹介したいと思います!
私自身は徳島県に住んでいたことはありませんが、徳島の食べ物に触れる機会は多いと思います。私が知っている範囲ではありますが、素敵なものをたくさんお伝えできたらと思っています!

すだち

皆さんは徳島県の名産、と聞いて何を思い浮かべますか?「何も思いつかない!」という方が多いかもしれませんが、何かあるとすれば、「すだち」ではないでしょうか。
すだちは、緑色の柑橘類で、レモンのような感覚で色々なものにかけて使います。特に、徳島出身でなくとも、秋刀魚にはすだち、という方も多いのではないでしょうか。
ちなみに、「すだち」と「かぼす」を間違える方が多いのですが、徳島でとれるのはかぼすではありません。かぼすは大分の名産品。かぼすの方が一回り大きいです。

和三盆

すだちの次くらいに知名度があるかな?と個人的に思っているのが和三盆です。和三盆、とよく言いますが、正確には「和三盆糖」で、お砂糖の一種です。和三盆糖と呼ばれる基準は明確でないのですが、一般的には粉砂糖に似てサラサラで、優しい甘みを持つのが特徴です。

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口溶けが良いため、写真のように和三盆を固めただけの干菓子がよく売られています。これも「和三盆」と呼ばれることが多いです(「落雁」とは違います)。このイメージが強いのか、よく京都のお菓子と言われたりもしますが、原材料の和三盆糖はその多くが徳島県とお隣の香川県で生産されています。
現在では和三盆は、干菓子だけでなく、ロールケーキ、クッキーなど様々なお菓子に使われています。私はこの間、徳島の親戚から和三盆バームクーヘンをいただいたのですが、どんなものに使われていてもしっかり和三盆は和三盆の味がするのだ、と感動しました!

そば米汁

我が家によく登場する徳島県の郷土料理のひとつが「そば米汁」です。

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わかりにくいですが、具材と具材の間に見える米粒大で半透明のものがそば米です。
そば米は、そばの実からそばがらを取り除いて乾燥させたものです。昔、徳島では稲作に向いていない土地が多く、主食としてそばや雑穀が育てられていたことから生まれたものではないか、と言われています。食感は、私の感覚では弾力のあまりない雑穀、という感じです(伝わっているのでしょうか…)。

徳島ラーメン

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徳島ラーメンと呼ばれるラーメンがありますが、調べてみると明確な規定はないことが分かりました。ただ、豚骨がスープに使われていたり、具に豚バラがあったりすることが多いようです。つまり、かなり濃い味付けということです。
そして、最大の特徴は煮卵ではなく生卵を具材として使うことです(これも絶対ではないようですが)。生卵がテーブルに調味料と並べて置いてあって食べ放題、というところもあるほどです。生卵が濃い味の具材やスープと合わさるとさらに厚みが増した美味しさです!


徳島では、練り物の消費が全般的に多く、魚のすり身を使った特産品がいくつかあります。特に有名なものを2つご紹介します。

竹ちくわ

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竹ちくわは、ちくわの穴の部分に竹が通っているものです。そのまんまですね。徳島では、むしろこちらを一般的なちくわと感じる人もいるようです。
味に関しては、母は「皮がパリッとしている」と言っていましたが、私は竹がないちくわと大体同じだと思っています。違うにしても、おそらく皆さんの想像するちくわの範囲内であって、別に全く新しい食べ物というわけではないと思います。
ちなみに、徳島の方言ではちくわのことを「ちっか」と言います。イントネーションの問題のような気もしますが、いきなり「ちっか」と言われたら何のことか分からないかもしれませんね!
最近では、『鬼滅の刃』の禰豆子ちゃんになれる!と話題になったとかならないとか。確かに、良い感じにくわえられそうな太さです。

フィッシュカツ

同じく魚のすり身を使った特産品に「フィッシュカツ」があります。

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特産品と言うより、B級グルメとしておなじみの食べ物で、薄くした魚のすり身にカレー味をつけて、パン粉をまぶして揚げたものです。魚介にカレー味がついている揚げ物は、割に珍しいのではないかと思います。
ちなみに、徳島ではさつま揚げのことを「天ぷら」と言います。(お魚やお野菜を揚げたものも同じく「天ぷら」と言います。)調べてみると関西では広く「天ぷら」と言うそうですが、皆さんの地域ではいかがでしょうか?


上に挙げたのは日常的な食べ物ですが、ハレの日に食べる郷土食として、ボウゼの姿寿司があります。
写真を撮れなかったので分かりにくいのですが、酢締めしたボウゼ(イボダイ)丸々一匹の中に酢飯を詰めたもので、すだちを添えていただくことが多いです。今となってはあまり食べる機会は多くないようですが、文献で紹介される機会の多い食べ物です。知っていたら徳島通、かな…?


他にも、鳴門金時というさつまいものブランドがあったり、れんこんたけのこはもの生産量(漁獲高)が多かったりと、海の幸と山の幸を両方楽しめる徳島県は食の魅力にあふれた場所です。今回ご紹介した特産品は他の地域でも味わえるものが多いので、気になったものがあればぜひ食べてみてください!


文・岩崎

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