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水曜日の俳句2

戦争もヒューマンエラー息白し

春めきて母の記憶は個包装

ビヤホール明日は無様に生きるなり

絶望と孤独をしやぶり秋立ちぬ

爽やかに燃ゆるたましいの入れ物

他所のパパ見つめたりして蔦かづら

冬林檎煮たり焼いたり憎んだり

闇鍋に浸かるどこぞの大統領


2023年、県の現代俳句年鑑に掲載した句。
俳句を始めて17年目、もうかっこつけずに
なるべく正直に詠む、を心がけている最近。

こんなに作句が楽しいなんて、と、
ようやく思えるようになってきた。

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