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セラピストに必要な考えCureとCare

みなさんCureとCareという言葉の違いを知っていますか?

医療の世界ではCureとCareという考えがあり、現代の医療にはCureとCareどちらも必要だと言われています。

CureとCare一般的な辞書で調べてみると、
【Cure】治す、治療する
【Care】心配、気掛かり、不安

では医療の世界ではCureとCareとは一体どんな意味なのか。
医療の世界のCureとCare

【Cure】疾患を医学的治療によって治すもの
【Care】病に悩む患者に対して全人的アプローチをするもの

簡単にいうとCureは病気から完全に回復するという意味でCareはなかなか治らない病気を持つ患者に対して寄り添ったり、その人に合った予防や治療をしていくという意味です。

どうしてもセラピストはCureに意識が寄ってしまう人が多いかと思います。

最初はそれでいいと思います。なぜなら最初からCare寄りの意識だと治せないセラピストになるからです。

慢性疾患をお持ちの方はすぐには治りにくく、時間がかかるケースが多いです。そのような患者は長年の痛みによって精神的に疲労している場合が多々あるので施術するだけではなく心に寄り添いCareしていく必要があるんです。

このCareによって治療成績が良くなることはよくあって、やはりネガティブな会話や痛みの会話ばかりしていると気持ちが下がりストレスホルモンが増加し治りが遅くなります。

なのでその人に寄り添い共感することでストレスが緩和し治りやすくなるということです。

CureとCareは患者にだけではなくセラピストのメンタルにも良い効果をもたらすと考えています。
セラピストのメンタルにも良いCureとCare

始めたばかりのセラピストに多いのですがセラピストが施術をして治療成績によって一喜一憂してしまう事です。

私も以前は上手くいけば喜び、上手くいかなければ凹むという繰り返しをしていましたがメンタルがボロボロになり、
なんで治せないんだ、セラピストに向いてないのかなんて思った時もありました。

しかし、慢性疾患はすぐには治りません。慢性疾患は身体自体の問題も精神的な問題も絡んでいる場合があるのでCureだけにフォーカスするとメンタルが保ちません。

治さないとという気持ちは間違いなく大切なのですがいつでも客観的に患者を見る必要があります。

まとめ


結局何が伝えたいかというと、これからのセラピストや医療に関わる人にはCureとCareを意識して患者に施術や対応をすることで治りにくい慢性患者にも良い治療成績が得られるのではないでしょうか。

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