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Peing回答その①「先生と音楽性が合わない」

こんばんは、cageです。

先日、Peingでこのような質問をいただきました。

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長文の質問ありがとうございます。むしろありがたいです。


求めていないことは聞き流そう

う~ん…先生と趣味が合わないのは結構つらいですね…
本当は「性格も趣味も合う師匠を見つける」のがベストなんですけど、この質問を読む限り、おそらく中学生~高校生ぐらいの方だと思います。
そうなると、お金も行動範囲もかなり制限されるので、現実的じゃないよなあ…

なので、現状できることとしては、

技術だけ習って、表現のアドバイスは聞き流す

ことだと思います。


作曲技術と表現のセンス

曲を作るときに必要なのは大まかに分けるとこの2つです。

前者は、

・基本的な音楽理論
・歌詞の譜割りやイントネーション

といったもので、料理で例えると「レシピ」です。たとえカレーのような簡単な料理でも、材料と作り方を知らないとまともに作れないですよね。
作曲技術を完全に無視するとポピュラー音楽でなくなってしまうことが大半です。音楽の先生になるような人なら「作曲技術ついては」あなたより詳しいはずなので、素直に習うのがいいと思います。


それに対して後者は、

・歌詞の言い回し
・メロディの流れ
・コード進行

といったもので、料理で例えると「味の好み」になります。カレーでも甘めじゃないと食べられない人、死ぬほど辛いのが好きな人…様々ですよね。
表現のセンスは制作者の「今まで聴いてきた音楽」が積み重なってできたものなので、その人の個性や好みがが如実に表れます。正解不正解はありません。あなたが思う「いい曲」を書けばいいです。


質問は具体的に、技術に絞って

今後作詞作曲をして先生に意見を求めるときは

「このコード進行は破綻していませんか?」
「歌詞の譜割りに無理はありませんか?」

といった具体的な技術のみに絞って聴いてもらうといいと思います。


本当に趣味の合う、信頼できる友人に聴いてもらって「ここがなんとなく気持ち悪い」と教えてもらって、その箇所がどうして変なのかを先生に相談するのもいいかもしれません。
友達の「ここはこうした方がよくない?」という言葉はスルーしてもしなくてもどっちでもいいです。聞くのは気持ち悪いかどうかだけ。

音楽理論は言ってしまえば「聴いてて違和感のない音楽」を作るための言語みたいなものなので、素人でも何か変なことぐらいは分かるものです。


どうしても…というときは

…それでも、ど~~~~~~~しても先生に習うのに気が進まない、ということがあれば、このサイトがおすすめです。

「シカバネーゼ」「蝸旋」などで有名なjon-YAKITORYさんもおすすめの音楽理論サイトです。作曲技術に関しては一通りわかりやすくまとまっています。

仲間を集めよう

モチベーションを保つ手段として、Discordなどで作曲者が集うグループに参加してみるのもいいかもしれません。勉強をするときに、一人で黙々とやるより教室や塾の自習室で誰かと一緒にやった方がはかどるのと同じです。

勇気はいりますが、将来ボーカロイドPとして活動するなら遅かれ早かれほかの活動者とコミュニティをとることになるでしょうし、その練習も兼ねてやってみることをおすすめします。

DIscordならスマホでもできますし、クリエイター用のサーバーもTwitter上で参加者を募集していることがあるので、一回調べてみてください。



…こんな回答で大丈夫でしょうか?
僕はどちらかというと「うるせ~!知らね~!」の精神で好き勝手やるタイプの人間なので、自分の性に合わないアドバイスは聞かなかったことにしがちです。あまりやりすぎると怒られます。

意固地になりすぎるのも考え物ですが、使えるものは使うの精神で器用に立ち回れると人生楽しく過ごせますよ。


さいごに

鳥籠の中で僕たちは、ではこういった悩みや質問を随時募集しております。

本当に小さなことでもいいので、どしどし送ってください。
待ってます。


参考になりましたら「スキ」を押していただけると嬉しいです。
それでは、また。


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