メディアパラダイムとは

みなさんはメディアと聞けば何を思い出しますか?新聞?テレビ?ネットの記事?もちろん、それら全てはメディアに属します。
メディアとは人から人へと情報伝達を媒介する「手段」とあるように、我々が日常的にとるコミュニケーションなども全てはメディアに入ります。
その中でも新聞やテレビなどは発信源が中央集権的であり、発信先が大衆であることから、マスメディアと呼ばれています。

ところで、現代社会ではポケットからスマホを取り出し、簡単に、豊富な情報が手に入る時代など、一昔前の人々の誰が予想していたでしょう?では一昔前は何で情報を得ていました?テレビ?でしょうか。ではその一つ前は?おそらく新聞がメインかと思われます。そう、このように、メディアの形態は時代ごとに変わっていきます。メディアパラダイムとはまさにこうした時代とメディアの遷移を指します。
この事については社会学者マクルーハンの著書、グーテンベルクの銀河系活字人間の形成にて詳しく書かれています。
マクルーハンは、初期の人類がもともと声でコミュニケーションしていた時代から、文字や記号に移していった過程を説明しています。
声メディア、文字メディア、活字メディア、電気電子メディアといった段階を踏んでいるのです。以上がメディアパラダイムの歴史です。
そして、電気電子メディアはテレビからインターネットを介したスマホへと進化を遂げましたよね。それと同時に中央集権的であったマスメディアの分散化が行われ、不特定多数が自由に情報を大衆に向けて発信できる時代、ネットワークメディアがマスメディアに取って代わりました。メディアパラダイムを通して、メディアの社会的位置付けが変わった事がここからわかると思います。
今回は以上です。

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