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できる教師になりたければ、1学期の振り返りをしよう!

 今回のテーマは「1学期の振り返り」についてです。夏休みに入り、自分のプライベートのことを考えたり2学期のことを早めに計画している先生方も多いのではないでしょうか。しかし、私が提案するのは、まずは「1学期がどうであったか」ということを振り返るべきだということです。うまくいったこともあれば、うまくいかなかったこともあるかと思います。その事実と原因を自分なりに分析し、2学期に活かしていくことが大切です。行き当たりばったりでは、今年はうまくいってもそれが来年以降に続いていくかといえば、そうとは限りません。変化の大きい学校の先生という職業で、毎年成長につなげられるように「1学期のふりかえり」をしてみましょう。
 では、具体的にどうやって振り返っていくかと、「授業」「生徒指導」「保護者対応」「学級経営」など、自分なりに項目を作って振り返っていくことをおススメします。ただ、なんとなく振り返りを行えば良いというわけではありません。いくつかのポイントに絞ることで、良かったことや課題が明確になります。この項目は、その人が大切にしていることで構いません。例えば道徳に力を入れている先生であれば、「授業」からさらに深く掘り下げて「道徳」にしても良いと思います。指導言にこだわっているのなら、それを項目にしてもありです。3~4つほど項目を考えて自分なりに振り返りをしましょう。
 参考にあるかはわかりませんが、私自身も2学期に向けて振り返りを行ってみたいと思います。

「学級経営の取組編」
◎毎月、良いところ見つけ週間をつくる。
 月初めの1週間は、友達に良いところカードをあげる期間にしました。朝の会で子どもたちに相手の名前が書いたカードを渡し、終わりの会で回収します。だれが自分のことを書いているかはわからないようにしています。自然と良いところを見つける習慣が身につき、クラスの雰囲気がよくなりました。

▲目標カード
 1学期の目標カードを書かせて、毎日ふりかえりをしていましたが、やることが多すぎたのか途中で提出する子が激減しました。終わりの会で書かせているのもよくなかったかなと思います。2学期はやめておきます。

△ふりかえりジャーナル
 ふりかえりを帰りの会で書かせていました。最初は意欲的に書いていましたが、これもやることが多くなったせいかあまり効果を感じられなくなりました。2学期はしっかりと時間をとって書く機会を保障しようと思います。

◎百人一首
 かなり子どもたちにうけました。普段はやる気を見せない女の子も1位を目指してとてもがんばっていました。これが子どもたちのモチベーションにつながっている部分もありました。

〇教師からの手紙
 月に1回程度、簡単に教師から子どもたちに手紙を渡していました。子どもたちはうれしそうに読んでいたので、信頼関係の構築につながったと思います。

 まだまだありますが、よかったことは継続し、課題となったところは「改善して2学期に続ける・思い切ってやめる」ことをおススメします。やめることは悪いことでもないと思うので、本当に効果のあることを吟味して活かしていけばいいと思います。それでは、時間のある時にふりかえりをしてみましょう。


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