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風邪の日

久しぶりに風邪ひいたっぽい。
薬飲んだせいもあって、
今日は一日ぼーっとしてた。
やるべき仕事、丸々飛んでいて、
夕方、担当の男の子に嫌味言われた。
うん。
言われて当然だな。

寝てしまいたいのだけど
今寝ても寝られないー。
もうちょっとだけ粘って、
それで今日はもう寝てしまおう。


というわけで
ぼーっとした頭で
何か書きます笑




少し前に、こんな記事を書いた。

ここに出てくる、
唯一嫌いにならないで終わった人のこと。




6コ上の会社の先輩だった。
チームで活動する仕事なのだが、
当時彼はサブリーダー的な位置に居た。

リーダーが言ってた。
「あいつのすごいところは、
 自分がすごいと思っていないところだ。」


付き合ってみると分かるのだけど、
彼だってカッコつけようとしたり、
偉くなろうとしたり笑、
プライドがあったり、
苦しんだりしていて、
全然余裕でやってるわけじゃない。


なんだけど、
どういうわけか、
カッコ良く見えるわけでもなし、
偉く見えるわけでもなし、
威張ってもウケてしまい、
一手に苦労を引き受けている
そんなところは
外からは全然見えない。


そういう人だった。


彼が、自分が頑張ることで難局を
乗り越えようとしていたことがあって、
それを察したぺーぺーの後輩・ゆうおに
会議室に呼び出された彼は、
ひとりでやろうとするな、
みんなに助けてもらえと詰められ、
涙目で
「分かったよ…」
と言っていた。


このときの彼の表情は
今もときどき思い出す。



コピー機の前で
デートに誘われた笑

最初のセックスは泥酔していて
良く覚えていない。
ホテルのトイレで吐くほど飲んだ。
なんでそんなに飲んだのか。
そうでもしないと
一線を越えられなかった若き日の私。

彼のこともずっと大好きで、
彼とのセックスも好きだった。
特別な技術があるわけじゃないけど、
いつもイクまで愛してくれた。

何か拗ねていたのか、
セックスの最中に泣いたことがあった。
(全部私のものにならないのなら、
 こんなふうに抱かないで…!)
とか思っていた。
何があったのだろう。
まあ、何か気に入らなかったのだろう。
そんなふうにときどきケンカもした。


いろいろあって別れたけど
要するに「好き過ぎた」のかな、と
大人になった私は思う。
自分の重みに
自分で耐えられなくなった。
私はそういう
アンバランスなところがある
めんどくさいヤツでした。

正確に言えば、
別れたり戻ったりを繰り返して、
そのうちほんとに離れたままになった。
そういう別れ方をしました。



先輩だったし、
上司でもあったし、
年上でもあったし、
ちゃんと尊敬していた。
だけど、
彼はどういう人だったか?
と問われたら私は
「可愛い人」
と答えるだろう。


作成した資料を彼にレビューして
もらった友達が

「ちょっと聞いてよ~!
 『温かみがない』
 って言われたんだけど。」

と憤慨していた。

「次は
 『季節感がない』
 とか言われない!?」

ってふたりして笑った。

別にプレゼン資料とかでもない。
内部のおカタイ資料なので
温かみも季節感も不要だ。
でもそんなことを大真面目に言っちゃう、
そういうところのある人だった。



なんで急にこんなことを
書いているのかというと、
ちょっと前に断捨離をしていたとき、
彼が撮った私の写真が出てきまして。
彼が映っているわけではないの。
彼が撮影してくれた、私の写真。
リラックスした表情で笑っている。
ちなみに彼の写真はどこにもなかった。
それは捨てたみたいだけど、
彼が撮った私の写真は残してあった。

こんなことをした自分の気持ちが
良く分かる気がするな~
と思った。
まあ、
本人だしね。

その写真を眺めながら
そんなことを思った。

彼がくれた指輪も出てきた。
変色していた。
なんだこれ、と
息子がブン投げていた。





冒頭の話に戻りまして、
男の子に嫌味言われているとき
同時に、現在の彼から連絡。
何気ない話をする。
私の仕事終わりの時間だから
声かけてくれたみたいだ。


ちょっと前に一回終わりそうになり笑
私は言いたいことを言い
ラブレターでダメ押し。
そこからまた一歩、関係が進んだ。
気がする。
なんとなく落ち着いている。
珍しく平穏な時期。
頑張って連絡してくれているな、
(ヨシヨシ…)
とそんな彼に笑いをこらえる、
ちょっと意地悪な私。


いじっぱりなところ、
泣きそうな顔、
すごい人なのだろうけど
ヨレヨレ低空飛行にしか見えないところ、
カッコいいところ見せたかったんだよね、
そんな気持ちが透けて見えるところ、
似てるなぁ、と思う。
あの人に。



今度は大事にしよっと。




…んでもって、
寝ます笑


皆様もご自愛ください。

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