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ひとそれぞれ違うモノを見ている。それが楽しい


「フィルムカメラ体験」についての想い

 写真は、その人が好きなモノ、興味があるモノが写ります。つまり撮影者の目にとまったモノ、見たいモノ、覚えておきたいような「好き」が写ります。
 フィルムカメラは、スマホやデジカメのように撮ったそのときは、写真を見ることが出来ません。撮影枚数も24枚や36枚と少ないです。なので、大切に1枚1枚「どんな風に写ったかなぁ〜?」と、想像しながら撮ります。
 すると、不思議なことにシャッターを切った瞬間はもちろん、その前後のことや周りの状況なんかも覚えていたりします。
 シャッターを切ってから数日〜数ヶ月後に、撮った写真と対面することになるのですが、その写真をきっかけに瞬間の思い出が蘇るのです。そして、現像済みのネガフィルムもお渡しするのですが、ネガフィルムがそのまま数ヶ月分のタイムラインになっています。
 お客さまの数ヶ月の「好き」「面白い」「覚えておきたい」の記憶が紡いだ物語が、フィルムに記録されています。そして、1枚1枚のフィルム写真が確かな物質として存在して、思い出の栞としてお客さまの手に届きます。
 今では、非日常となったフィルムカメラでの撮影。そのワクワク、不安、ドキドキ、発見、レンズを向けてシャッターを切った瞬間の様々な感情、状況。それらすべてをたのしい「写真体験」として、お客さまにご提供できたらと願っています。

「フィルムカメラ体験」について

 「歩きまわる写真館・ひらい」では、フィルムカメラのレンタルサービス「フィルムカメラ体験」を行っています。
 フィルムカメラにフィルム、現像、画像データ、簡単な使い方説明がついたレンタルプランです。貸出期間は2ヶ月ほどです。詳細は以下のリンクからご覧ください。

ひとり一人が見る世界

 当たり前の様なことですが、ひとはみんな違う世界を見ています。
 同じ場所にいて、同じ事をしていても、感じることも目をとめる被写体もシャッターを切るタイミングも構図の取り方もみんなバラバラです。
 そして、そのバラバラが個性であり、私たちひとり一人の魅力の源だと私は思います。
 ひとが人に惹かれるは、「自分とは違うから」と言うこともありますよねぇ。ある人は、花を好きで花かわいらしさを撮る、青空は背景になり主題は花。またある人は、空が好きで空の色と雲の形を撮る、花は風景の一部になる。同じ時に同じ場所で同じ方向を見ていても、全然違う世界の写真が出来上がります。
 通常、他の人が見たり、感じたり、興味を持ったモノを見ることは出来ませんが、写真などその人の表現行為によって垣間見ることが出来ます。写真は表現行為の中でもより具体的で分かりやすいものの一つだと思います。
 その写真をお互いに見ることで、それぞれの認知の違いを知るコトが出来ます。他の人の認知を通して見える新しい良さや「好き」を見つけたり、他の人の「好き」を見て自分の「好き」を自覚することもあります。

同じカメラで違う人が撮ったら、違う世界

 「フィルムカメラ体験」のお客さまの写真を見せて頂くと、本当にみんな違ってみんな素敵です。お客さまそれぞれの「好き」や「面白い」、大切なモノやコト、思考の軌跡、人との関わり方などなど、様々なモノが見えてとても楽しいです。

 以下の写真は、「フィルムカメラ体験」でご利用頂いた「RICOHオートハーフ」という同じカメラで、4人のお客さまそれぞれが撮影した写真の一部です。

Yさんの写真

Yさん
Yさん
Yさん
Yさん
Yさん
Yさん
Yさん

Wさんの写真

Wさん
Wさん
Wさん
Wさん
Wさん
Wさん
Wさん

Mさんの写真

Mさん
Mさん
Mさん

Kさんの写真

Kさん
Kさん
Kさん
Kさん
Kさん
Kさん
Kさん

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