《父から息子と娘に伝えたい88の人生の教訓》その11（子育て環境）

《父から息子と娘に伝えたい、88の人生の教訓》

その11（子育て環境）

1980年、6歳、神奈川県横浜市金沢区

小学校に入学。

円海山という山に囲まれた緑豊かな地域で、今思うと子供を育てるには最高の環境だった。父親がこの地に魅せられ、久里浜から引っ越してきたのも、今だからこそすごくその気持ちが分かる。
僕の育った町は、最寄り駅からバスで20分くらいの小高い丘の上にあり、中産階級の多い新興住宅地だった。山を切り開き、開拓されて新しく作られた町なので、昔からの商店や地元に根付いた文化などが無かった。

40歳を過ぎ、将来を見据えたときに、そういった地域に根付いた文化や昔からの商店街がある町に住みたい、と考えたのは、金沢区釜利谷西というこの地域で幼少期を過ごした経験から起因する、と思う。
ただ逆に、何もしがらみのようなものがなく、自然に囲まれたのどかな地域で育ったことが、その後の人生に大きくプラスになった。

教訓11