見出し画像

50代に突入し「自分のために働ける場所」を求めてGaudiyに入社した。

こんにちは、GaudiyのYoungです。Gaudiyには2023年5月に入社しましたが、今ようやくこの入社エントリを書いています。HRから依頼があったにも関わらず、ずっと延期していたら7ヶ月も経っていました。。ただ、振り返るにはいい時期だと思っています。

僕はエンジニア出身で、50代のプロダクトマネージャーです。Gaudiy最年長である僕がなぜGaudiyに転職し、実際働いてみてどうなのか。その理由を書いてみたいと思います。他のメンバーのエントリと、テーマの内容には大差ないと思いますが、よければご覧ください。


転職の動機は「自分のため」

今回の転職は、自分の経験の集約とか、やりたいこととか、組織のニーズとの相性とかではなく、抽象的に言えば徹底的に「自分のため」でした。

転職の経験がある皆さんもさまざまな理由があったかと思いますが、僕の場合はこれまで、組織のニーズと僕のスキルセットが合うかどうか、要するに、必要な人間になりやすい組織なのかどうかが転職の重要な要素でした。

なぜなら、結局は自分の評判と実績がよければ、昇進も給料アップもできるだろういう考え。なので、組織にフィットするかを中心に転職先を選び、いかに組織に対する貢献度を上げるか、みたいな典型的な「組織人間」の考え方でした。

しかしながら、50代になってから振り返ってみると、自分なりにいくら組織に貢献したと考えていても、困ったことに「自分の満足感がない」ことに気づきました。

「うん。。何が問題だったんだろうか。。」25年間にわたる過去の実績や経験を全て否定するつもりはないけれど、じっくりと考えてみると、僕は自分の満足を組織に依存してきたのかもしれないと思い始めました。自分のためだと信じたことが、実は自分のためでも、組織のためでも、何でもなかったのかもしれない。

ピンとこないだろうと思うのでもう少し補足すると、頑張った、手柄を立てたから、じゃあ報酬が来るだろうと待つ。これは普通だと思うし、間違ってない。けれども、組織からの報酬は昇進か昇給か、もう少しがんばれば周囲からの評判。

こうした報酬は、結局、全てが他所から来ています。僕の満足感は、幸せは、他所から来るもので全てなのか? そこに疑問を抱き、今回は自分のために働ける場所に転職しようと決めました。

噛み合わない部分はあったけどGaudiyに決めた

大手のIT企業を中心にキャリアを積んできたので、元々はまた外資系IT企業へ転職するつもりでした。

何社かの話を聞き、面接を進めていた中で、唯一のスタートアップがGaudiyでした。その当時の印象は「うん。。。Web3?ファンダム国家?ブロックチェーン?何それ?」という感じ。

Anyway、複数の面談と面接は順調でした(Gaudiyに入社してみるとわかるようになるけれど、Gaudiyの社員の皆さんは基本的にびっくりするほど親切です)。そのせいかもしれませんが、面接・面談での質疑応答や、そのほかのコミュニケーションもスムーズにいきました。

ただその中で、自分のために働けるかの観点を大切にしていた僕は、面接中の2つの質問について、Gaudiyの考え方と自分の答えが噛み合っていなかったように思いました。

「残業についてどう思いますか」

今は結構親しいプロダクトマネージャーの西岡さんから聞かれた質問です。僕はそのとき「しません」とはっきりと答えました。おそらく、Gaudiyの考え方とは違っていたと思います。

▼プロダクトマネージャーの西岡さんが考える働き

西岡さんがいまだに「その時は残業しないって言ったのに、今はバリバリやってるじゃないですか」とからかってきます(笑)。

「プロダクトマネージャーに一番重要なものは何ですか」

CEOの石川さんから聞かれた質問です。これに対しては、迷いなく「お金を稼ぐことです」と答えました。石川さんは苦笑して「Gaudiyではファンを一番大事に考えていますが…」と話してくれました。僕は「ファンからお金を稼げますね」と返答したのを覚えています(笑)。

▼CEOの石川が考えるお金とWeb3

このような形で質疑応答が噛み合ってない部分が少しだけあったけれど、この会社なら自分のために働けるかもと思って、入社することにしました。

結局、自分のために働けているのか

結論としてはYES。僕は僕のために働いていると思います、たぶん(笑)。
どういう状態が自分のために働けていると言えるのか、正直、いまだに答えを見つけられたわけではありません。ただ、ある程度は自分の中では形が見えてきています。

例えば、それが組織として良いかどうかは別として、自分がほしいものはほしいと言う。完全ではないけれど、周りが自分をどう見ているかを気にしないように「努力」する。全ての思考や行動を、自分が満足する状態に近づけられるかは一つの要素だと思ってます。

良いことは、Gaudiyではそれができること。それは「この会社ならできるかも」から少しずつ確信になってきています。仕事はおもしろいし、嫌いなことは嫌いと言っているし、好きなことは好きと言っています。

しかし、仕事が好きじゃなければ、全ては無効だとも思います。仕事自体に愛着する必要はない。抽象的に言えば、仕事をする自分に対する愛着が大事だと思っています。

全ての皆さんがそうとは言えないですが、仕事というのは目的とアウトプットがある程度決まっていて、仕事から得られた経験や知識、実績などの報酬が本人の所有物だと考えるのが普通だと思います。けれども、50代の僕だからそう思うのかもしれませんが、そもそもその知識や経験は引退したら役に立つことはあまりないし、その会社での実績や周りの賛否や栄光も、組織から離れてしまうとリセットされます。

億単位の給料じゃなければ、今は家族を扶養することに精一杯だろうから、仕事で最も重要なことは他にあるんじゃないか。それが何かは僕ははっきりとは言えません。でも、僕は常に自分のために働こうと努力しているし、それが結果として組織にも役に立つことだろうと思っています。

僕の仕事観を書きましたが、さまざまな考えの人がいて、Gaudiyはそれを許容してくれる会社だと感じています。気になる方いれば下記のサイトや、自分の面談ページをご覧ください。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?