ようもう

羊毛と申します。 拙い文章と垣間見得る私の世界観とを 宜しければ、貴方様の人生の片隅に…

ようもう

羊毛と申します。 拙い文章と垣間見得る私の世界観とを 宜しければ、貴方様の人生の片隅にでも 住み置いてくだされば嬉しい限りです。 …と、まあ洒落込んだ文章を書いて見ましたが、 こんな事を終始言える様な度胸は御座いません。 どうぞ、悪しからず。

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贅沢なのだろうな。

「錆びた黒鳥 (間割愛) いつの間にか 自分自身を見失っていた」 さユり 夜鷹の詩から 人は、貴女は恵まれているよ。…と、言う。 勿論それは承知の上だし、多数の人に言われるのでそうなんだろうなと思っている。 私は安全な水が飲めるし、安全な住処もあるし、戦争が起きることもそうそう無い。 けれど、…けれど。 自分が自分をもっと好きになるための「努力」を、人は止めろと怒る。 例えば、私は奥二重だから

    • 貴方とならどこへでも

      朝、 じわりと温まる指先を頼りにバスを待つ。 100円のコーンポタージュはとうに無くなっていて、まだ生温い缶だけが手元に残っている。 霧の濃い今に似合う様な緩やかな音楽を片耳に携えてうとうとと微睡めば、目の前をスピードをぐんと上げた車が走り去った。 …ふと、日光へ行ったことを思い出した。こっちとは天気気温共に大分違い、紅葉の名所になっていた。赤、黄色、オレンジ、黄土色。どれも私には可愛いすぎる色だと思った。 もう、秋…か。今年も貴方に会いに行けなかった。嗚呼、嗚呼。愛しい貴

      • 我儘

        「それでも、貴方に見つけて欲しくて。 蝶のように舞い上がるの!」 ミカヅキ さユり (敬称略) …もう、知っている。私では、あなたの可愛いには成れないことを知ってる、のに。 努力したかった。ネイルだってして、お化粧もして、お勉強はちょっぴり苦手だけど…これでも伸びた方なんだ。洋服だってちゃんと選んで買ったんだ。この、髪飾りも。 そんな事は言えるわけないし、告白なんて勇気ありゃしないし、ましてや顔なんて画面越しじゃ見えるわけ

        • はじめましての匂い

          この前仕舞ってあったギターをお母さんから貰った。お母さん曰く「私では手が届かない」らしい。微かな木の匂いがした。 憂鬱な学校生活を過ごして、部活の合間にふと新しく入荷されたコーンポタージュが飲みたくなって、1階に駆け下りた、瞬間。中庭から嗅ぎ慣れた匂いがした。「金木犀だ」、と、おもった。なんとなく優しく、包む様な匂い。学校が楽しみになりそうだ。 さあ、今は10月。秋真っ盛りのはずだが、どうにも雨が多い。あんまり外で遊べないのが残念だが、開け放たれていない教室で、誰かのお弁当か

        贅沢なのだろうな。

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          恋と、私と、あの少女の話。

          今日は、私の初恋について話そうと思う。 まあでも、人に熱く語れる程ドラマチックな恋愛をしたこともないので、半目ぐらいで見て言ってくれ。 恋って、色んな物だと思っている。(勝手に) トパーズの様にきらきらと輝く物、とか。 椿の様に急にぱたりと落ちてしまう、とか。私は1度、そう1度だけ、 眩しい程の太陽に恋をした事がある。 その太陽、というか、少女なのだが。その少女は、私にはあまりに眩しくて、太陽に他ならないのだ。その綺麗な面立ちをした彼女は端正

          恋と、私と、あの少女の話。

          はじめまして、私

          これは幼稚な私の第1章だ。 私はブログなんて最近知ったし、小説だって書いたことはなかった。でも、自分の好きな事を書いて自分の好きな写真を撮って。それだけかもしれないけどそれこそが出来る此処を選んでよかった、なんて思える自分の背中を押したいから。 そんな私に、新しい記念日に、乾杯をしようそしていつか「ここで会えて良かったね」 なんて笑える仲間を作ろうじゃないか。 さあ、船出だ。

          はじめまして、私