見出し画像

【作曲家】🎹GSブームが生んだ「三人・邦彦」…パート2『鈴木邦彦』。

鈴木 邦彦(すずき くにひこ、1938年3月1日 - )は、東京府出身の作曲家編曲家。妻は元歌手の小野階子(おの しなこ)。

「三人・邦彦」のなかで、最も、旧来の「レコード会社専属作曲家」に近い性格の持ち主である。

西城秀樹をはじめ、鈴木邦彦によって「スター開眼」した歌手は多い。

慶應義塾中等部慶應義塾高等学校慶應義塾大学経済学部卒業。
学生時代は慶應義塾大学ライトミュージックソサエティに所属。

母が所有していたピアノを独学で習得し、学生時代からジャズ・ピアニストとして活動を始め、のちに「ザ・ヒットパレード」のバックバンドにも参加。中村八大の影響でプロの作曲・編曲家を目指す。

西ドイツドルトムントで開催された1966年世界体操競技選手権に日本代表専属のピアニストとして参加。
床運動の規定曲を作曲する。

プロの作曲家としてデビューまもない1968年に黛ジュンの『天使の誘惑』が、第10回日本レコード大賞を受賞する。

⇑ バックバンドの、エコーのかかったパーカッションが心地よい。

◆◇◆

その後、ヒットメーカーとして、フリーの作曲家の代表格となる。

数多くの歌手の曲を手掛ける。

■安西マリア「針のくちづけ」


■奥村チヨ「恋の奴隷」

⇑ サディスティックな歌詞は、なかにし礼。編曲は、「ウルトラマンタロウ」「ウルトラマンレオ」の川口真。令和では不適切な歌詞だが昭和では大ヒット。


■ザ・ゴールデンカップス「愛する君に」

⇑ GS(グループサウンズ)の中では、一番「黒っぽかった」本格派。「長い髪の少女」が有名。



■シャープ・ホークス「ついておいで」

⇑ GS界一番の暴れん坊「安岡力也」が在籍していたグループ。この曲は、近田春夫とハルヲフォンがカバーして有名になった。とにかくカッコいい!
作詞:尾中美千恵/作曲: 鈴木邦彦/編曲:古屋 紀
演奏:井上宗孝とシャープ・ファイヴ



■ザ・ダイナマイツ「恋はもうたくさん」

⇑ ほとんど売れなかったダイナマイツだが、この曲は超名曲。カッコいい!後に、ダウンタウンブギウギバンドが、カバーしているが、これも宇崎のボーカルがシブい! 作詞は、ごぞんじ、橋本淳。
なぜ、ヒットしなかったのかが不思議な一曲である。

⇑ ダウン・タウン・ブギウギ・バンドのカバーバージョン。


◆◇◆

と、まあ、いろんな歌手に、じゃんじゃん曲を書いていたのですが、鈴木邦彦さんが、パッと花開くのは「西城秀樹」のブレーンになったときだと、個人的に考えております。

小学生だった私が、
「おっ、西城秀樹って、ええ曲歌うやん!」
と思ったのは、やはり、この曲です。

■西城秀樹「情熱の嵐」

⇑ 作詞:たかたかし、編曲:馬飼野康二。
  ♬ 君は望むなら (ヒデキ!) すべてをあげてもいい (ヒデキ!)♬

ファンの女の子が「ヒデキ!」と掛け声をかけられるように、一拍、空白をつくったところに、鈴木邦彦のプロデューサー的なセンスが伺えますなあ。


そして、私が西城秀樹の歌のなかで、一番好きなのが、同じ三人組でつくった、この曲である。⇓  ⇓   ⇓

■西城秀樹「薔薇の鎖」

https://www.youtube.com/watch?v=q9zsZjd6NKU

⇑ 「ちびまる子ちゃん」のお姉ちゃんも、ヒデキになかでは、この曲が一番好きだとアニメで言っていました。
基本のリズムが、わかりやすいロックンロールなんですね。だから、カラオケで上手に歌いやすいのです。高得点が出ますよ。

あと、ヒデキには、「チャンスは一度」「恋の約束」などのヒット曲を提供しています。個人的にも仲が良かったようです。

鈴木邦彦がピアノを弾き、秀樹が歌うこともあった。


それだけに、西城秀樹の若すぎる死は、鈴木邦彦にとって、かなりのショックを与えたようです。

◆◇◆


では、最後に、私が超個人的に、鈴木邦彦さんの作曲した作品のなかで一番良く聴いている曲を最後にご紹介して、おわかれしましょう。

作詞:川内康範 作曲:鈴木邦彦 編曲:小谷充(「キューティーハニーの歌」を編曲した天才)

■「コンドールマンの歌」

⇑ 登場する悪の怪人が「ゼニクレージー」とか。裏金をつくって逮捕もされない自民党や維新の大臣や国会議員ようですね。さすが、自民党の裏のドンと呼ばれた「川内康範先生」原作であります。

銭の亡者「ゼニクレージー」さま。カネゴンよりも銭が好き。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


#鈴木邦彦
#西城秀樹
#三人邦彦
#GS
#グループサウンズ
#奥村チヨ
#安西マリア
#黛ジュン
#ひとりGS
#ゴールデンカップス
#ダイナマイツ
#シャープ・ホークス
#安岡力也
#コンドールマン
#ゼニクレージー
#昭和の音楽
#日本のポップス
#歌謡曲
#音楽
#大衆音楽
#ポップス







最後までお読みいただき誠にありがとうございます。私の記事はすべてが「無料」です。売り物になるような文章はまだまだ書けません。できれば「スキ」をポチッとしていただければ、うれしゅうございます。あなたの明日に幸せあれ。