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昔々、ラジオのクイズ番組に出演したことがありまして。

もう30年ぐらい前の話です。「おかけんた・ゆうた」がMCをしているラジオのクイズ番組(30分)に出演するはめになったことがあります。

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令和の今では、吉本芸人で「ええ声ぇ〜」というと麒麟の川島の出番となりますが、30年前は吉本で「ええ声ぇ〜」というと「おかけんた」のトレードマークだったのです。

ゆうたさんは当時は丸々と太っていましたがいまは激ヤセ。内臓疾患で透析を続けているそうです。

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私が参加したのは「コピーライター特集」と銘打たれていました。5人のコピーライターが、某放送局のスタジオに呼ばれました。電通の関連会社の女性コピーライターからフリーランスコピーライターまで、さまざまな職場で働いている5人。

で、録音が開始されました。私は「30分番組だったら、1時間ぐらい録音して、あとで編集するんだろうなあ」と思っていましたら、なんと、30分間、一回も録音テープは止まることもなく、30分きっかりで収録は終わりました。さすが、関西のラジオ局ですね。テープと時間がもったいないのか知りませんが、「30分番組を30分で完成させる」。関西人らしい倹約の精神ですね。これが東京のラジオ番組なら、もっと時間をかけるのでしょうね。

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けっこう、「この回答はマズいんじゃないの…」という答えを大声で叫ぶ人もいました。

けんた「メガネといえば、この人。だ〜れだ?」

回答者Z「はい!逸見政孝!」

収録した日は、1994年の1月ぐらいでした。逸見政孝さんは、その前年に「私の罹っている病気はガンです」と記者会見し、そのあと数ヶ月間生きましたが、1993年12月25のクリスマスに亡くなられました。時期が時期だけに、この回答はマズいのでは・・・と思っていたのですが、実際に放送した番組を聴いたら、そのまま使われていました。いいのかしらん。。。

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私は「バディーホリー!」と答えました。けんたさんは「おっ、ロックンローラーのバディーホリーですね」と反応してくれてうれしかったです。「横山やすし!」というベタな答えをしていた人もいました。

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一週間後、番組が無事に放送されたあと、スポンサーさんから「カップラーメン」がダンボール一箱送られてきました。それが「ギャラがわり」。まあ、ラジオの電波に自分の声が乗ったことで満足しています。

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