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【ポップス研究③】🎙️アラベスク「さわやかメイク・ラブ(Make Love Whenever You Can)」・・・なんちゅうタイトルや。。。

高校3年の昼休み。
弁当を食べながら放送部が流す音楽番組を聴いていたら、突然!
「次の曲は、アラベスクの『さわやかメイクラブ』です」
と女の子のアナウンス。

で、いきなり、

♬ MAKE LOVE! ♬


クラスで、ひっくり返って笑っていたのは、わたしと、英文法はまるでダメだが英会話やスラングにやけに詳しい清水くんだけだった。

「おい、清水!聴いたか!」
「おー。すごい曲やな!」

他の生徒は、このふたりのバカは何を騒いでいるのか、ポカンとした顔でみておられました。

「サビが、MAKE LOVE WHENEVER YOU CAN やと」
「過激やなあ」
「日本語に訳して歌いたいわぁ」

そんな出会いをした「さわやかメイクラブ」が、アラベスクの中では一番好きです。

すでに「ハロー・ミスター・モンキー」が好きでシングルレコードまで買っていたわたしだけだが、この曲の歌詞には打ちのめされた。

♬ おめこしまひょや
  できるときは いつでも おめこしようや! ♬

関西弁で訳すとこんな感じでしょうか。

・・・

中学1年のときの英語の田島先生という若い先生がいて、学生時代にヒッピー文化華やかな世界を回った人でありました。

ある日、田島先生が黒板に「SOCKS」と書いたら、クラス一番のアホ、いまでいうADHDの二百寺貴之が、

「セックス!」

と叫んだ。

女子が「キャッ!」とか言って顔を赤らめた。

すると田島先生は、
「みんなSEXがどうして恥ずかしいんや?アメリカやイギリスでは、SEXというと性別なんかの意味。日常会話で、毎日、みんな使ってるでぇ」

すると二百寺が、
「ほな、日本でいうセックス…ちんぽをおめこに入れるのはアメリカでは何ちゅうんですか?」

「ふむ。そうやなあ、メイク・ラブやな。男と女で、裸になって愛をつくりあうんやな」

二百寺は、必死で、ノートにメイク・ラブメイク・ラブと書いていました。

田島先生は、1年間だけ教師をして辞め、世界一周旅行に行ってしまいました。
最期の朝礼で「どこかの国で、逢おたら、声かけてくださいね」
と笑顔で去っていきました。

なんだか、嵐のような先生。
そんな先生に中学1年で、一番最初に英語を教えてもらったので、わたしはスラングばかり調べて覚えるアホな中学生になりました。
サノバビッチとか、ファックユアマザーとか。
クリスマスに歌うのは替え歌で「ママがサンタとファックした」とか。

というわけで、「さわやかメイク・ラブ」というタイトルは、わたしにとってはかなりのインパクトを与えたのでありました。

・・・

2番目に好きなアラベスクの曲といえば「ヤング・ファースト・ラブ」。
原題は「Young Fingers Get Burnt」。翻訳サイトで調べても「若い指は火傷する」としか出てきません。
これってきっと、アメリカかイギリスの「ことわざ」か何かだと思うのですが。
「若気の至り」とか。「恋の病は若気の至り」とかね。そんな意味が、ありそななさそな。

最後の
♬ マミー マミー ママ ソー ジョイ
  ヤングフィンガーズ ゲット バーント ♬
の部分が気分が高揚して大好きです。

・・・

最後にアラベスクのデビュー曲を。
この曲を録音したあと、アラベスクのメンバーはひとりだけ残してコロッと代わってしまったらしいですね。
メンバー変更を繰り返して、大ヒットを出す固定メンバーにこぎつけたとか。

この曲を深夜放送AM朝日放送「ヤングリクエスト」で初めて聴いたときショックを受けましたね。
「これぞ、ポップスだ!」
と、学校で言うと
「あれはディスコサウンドっちゅうんや」
と否定されて殴り合いになりました。

懐かしい思い出です。

ちなみに、歌詞は、ピエロを演じているモンキーというニックネームの戯け者の悲しい生活を歌っています。哀しい歌詞です。

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ゆうもあ倶楽部
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