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現状を見ているとケアマネを目指そうか再度悩む。少し調べてみた。

こんにちは、youmeiです。

少し前にこんなつぶやきをしました。


というもの、最近燃え尽き気味でして、

一度キャリアや介護士を続けるかどうかも含めて、考え直すことにしたからです。




一度、本を読んで感銘を受けケアマネジャー(以下ケアマネ)を、

再度目指そうと思ったのですが、また意思がぐらついてきています。


現実と理想の間でもがいているのかもしれません。


個人的にケアマネは、介護業界のデスクワーク職で、

歳を重ね体が動かなくなった時でもできるものとして思っていました。


ただ色々な経験や勉強をしていくうちにそんな浅いものでもないと思いました。

それに加えて待遇や賃金の問題もあると。


今回の記事では客観的な視点を得るための情報収集の結果と、過去の経験を書き出してみたいと思います。





ケアマネになるには?

第1回ケアマネジメントに係る諸課題に関する検討会 資料
ケアマネジメントに係る現状・課題
https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/001244391.pdfより引用


個人的に引っかかるもの

個人的に引っかかっているのは、

・研修費用が高い(都道府県による)
  実務研修:5.7万
  更新研修:4万
・該当の資格を取ってから実務5年
・給料は高くない
・待遇が悪い

でして、

私の場合はあと4年実務経験を積まないと試験すら受けられません。


ケアマネさんから聞いた話の中には、

『介護士の時より給料が下がった』というケアマネさんもおり、


あと4年もかけてケアマネを目指すのかという疑問が払拭しきれません。

そこまでしてなりたいかと言われるとそうでもありません。



ケアマネの国のデータ

ケアマネの配置状況

ケアマネの施設配置は1人が一番多いみたいです。

第1回ケアマネジメントに係る諸課題に関する検討会 
資料ケアマネジメントに係る現状・課題https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/001244391.pdfより引用


ケアマネの採用状況

令和5年4月からの採用は0人が多いみたいです。

採用は『募集自体していない』が最も多いです。


ニュースでケアマネ不足が報道されているにも関わらず、

この結果は驚きました。

第1回ケアマネジメントに係る諸課題に関する検討会 
資料ケアマネジメントに係る現状・課題https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/001244391.pdfより引用


ケアマネの新規確保

新規確保の困難さとして、『賃金・処遇の低さ』が挙げられるようです。


少なくとも精神的負担・業務負担は介護士より大きいわけですし。

介護士より待遇が良くないとなろうと思いませんよね。

第1回ケアマネジメントに係る諸課題に関する検討会 
資料ケアマネジメントに係る現状・課題https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/001244391.pdfより引用


ケアマネの退職状況

第1回ケアマネジメントに係る諸課題に関する検討会 
資料ケアマネジメントに係る現状・課題https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/001244391.pdfより引用



ケアマネのニュース

研修費用を都や市町村が負担する自治体も



受験に必要な実務年数が短くなる?


ケアマネの人手不足



公平じゃなきゃいけないのに、公平じゃない

以前にいた職場では”囲い込み”という不正が日常になっていました。


簡単にいいますと、

自社のサービスのみしか利用させないということです。

通常は利用者が利用する事業者・サービスを選びますがこれをさせないのが囲い込みです。

・施設サービス
・デイサービス
・訪問サービス

を全て1つの会社で提供し、お金を落とさせるのが囲い込みです。


これに対し、国は介入し始めています。



実際に見たこと

・サービスの利用をケアマネが調整するのでなく、
 無資格の管理者が介護保険限度額まで調整する。

・ケアマネは管理者が調整しても黙認か、任せていた

・囲い込みをしている

当時の私はこれらに関して全く知らず、

後日勉強をしていると不正であることを知り肝を冷やしました。


下手な施設で働くと知らぬ間に不正に関与しており、

こちらにもとばっちりが来るので怖いところです。


施設ケアマネを見て思ったのは…

一度、利用者さんが我を忘れてしまうくらい興奮状態に陥ってしまいました。

背景として考えられるのは、自由度の低さでした。


その方の場合はある程度自分のことは自分でできるので、もっと別の施設形態の方がいいと思いました。

介護の専門家であるケアマネにそれがわからないはずがありません。


しかし、雇われている会社のサービスを提供しざるを得ない状況です。


本当に必要な介護サービスが他の施設にあっても、

提案できないのは公平さに欠けるのではと思います。


国の保険を収入源にしているサービスが、不公平というのはいかがなものかなと思います。

国民の税金を使って保険を運用しているのですから、

それを私利私欲のために使うのいうのは違和感が強いです。



福祉業界でも…

最近、福祉業界でも不正のニュースが報道されています。



こういった人の役にたつことよりも利益を優先してしまうことは、かなり残念に思えます。


確かに事業の特性上、利益は必須です。

提供者も人間ですから、食い扶持は必要です。


ただ、福祉の本質は”奉仕”だと思っています。


利益を得ることは否定しませんが、

先に他者に奉仕した結果適切な対価として得るものなら正当性があります。

しかし、利益が優先してしまうと、本末転倒だと思います。



終わりに

情報を調べても、やはり答えは出ませんでした。

自身の目標やビジョンが具体的でないと資格を取っても意味がないのかもしれません。


目的・ビジョンから逆算して必要な資格や経験を取ったほうが、悩みにくいのかもしれません。


ケアマネジャーになろうと思う人、迷う人の参考になれば幸いです。


ここまでお読みくださりありがとうございました。



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