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季節のせいじゃないけど

秋はいつも
急ぎ足で行ってしまう

頬を撫でる風にはもう
気配も見当たらず

草むらの虫も
静かになってしまった

知らない間に
小さくなった君の制服は

雨に打たれて
余計に窮屈そうだけど
そう思うのもあと半年ほど

ふざけて僕が着てみると
信じられないほど似合わなかった

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