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良い話は他人のことを、悪い話は自分のことを

知っている方もいるかとは思いますが、僕は野球をやっています。
今は草野球。
10年間所属したチームで、今年からは監督兼務となりました。

くりもとの野球略歴を簡単に説明すると、小学3年生の頃近所の友人のお母さんに誘われ少年軟式野球チームデビュー。
中学受験のため6年生の1年間はやっていない。
中学に入り念願の野球部へ。
高校・大学も野球部として活動し今に至る。
本職はショート。
2番手、抑えとしてピッチャーもやります。
大学はピッチャー専任でした。
花形です。
モテました。


さておき、
実は5月の豪雨により連盟で使用している河川敷のグラウンドが水没してしまい、今草野球チームは試合が出来ません。
その為、学校の体育館を借りて日曜日の午前中に室内トレーニングをしています。
基礎トレーニングにプラスチックボールやシャトルを使用しての打撃練習。
折角なのでと前監督が気を利かし、先日はトレーナーさんに来ていただいてのトレーニング指導。


このトレーニング指導が鬼だった。
1時間のトレーニングと聞いていて、ただでさえ体幹の弱い僕は尻込み。
しかし他のメンバーが頑張って参加している、監督の僕が頑張らないわけにはいかない。


開始15分、しっかりストレッチ。
ストレッチって本当にちゃんとやると結構しんどいんですよ。
ほんのり汗ばんだところで下肢トレーニング。
15分経過。
30分経過。
すでに脱落者3名。
その中で50代の古参メンバー、あんまり出来ていないし30秒と言われても15秒で脱落しているがとにかく頑張っている。
すばらしいおじさん魂。

ここでトレーナーから
「はい、ここまでで全体の半分まで来ました!残り45分頑張りましょう!」

ストレッチ15分に下肢トレーニング30分。
すでに開始から45分経過している。
なるほど、1時間30分のトレーニングだったらしい。
1時間だと思っていた我々は若干戦意を喪失。
なんとなく澱む空気。
この空気に少し笑いを入れようと気を利かす僕。
「終わったくらいにはトレーナーさんが嫌いになっていそうです笑」
皆んなが笑ってくれて場が和む中、とにかく頑張るおじさん50代
「くり、それを言うなら、【終わったくらいにはこれだけ動けない自分が嫌になってる】だろー」

ストイック!

しかし、なるほど。
ずっと動けていた自分の身体。
年齢的にも若い僕たちとトレーニングをすることでさらに自分自身の衰えを感じていたのだろう。
配慮不足。
ちょっとだけ反省。
そして、そのおじさん50代は「嫌(イジリ)」の対象を他人ではなく自分に向けている。
自分のトークレベルの低さに気付きちょっと凹む。笑


その後は30分の上肢トレーニングに15分のクールダウンストレッチ。
無事に終わり安堵のメンバー。

そしておじさん
「これはちょっとまじで自分が嫌になるわ。家でもちゃんと今日のトレーニングをやろう」
ストイック。
そして前向き。
誰のせいにも何のせいにもしない、そして気付いた問題に対処する。
すごいぞおじさん。



そして今日は水曜日。
バッキバキに筋肉痛な僕の身体。

おじさんに触発されて、こっそり月曜日からトレーニングを続けている。

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