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お点前の自主練と抹茶のおいしい飲み方。


ご機嫌よろしゅうございます。
今日は抹茶のお供にあずきを煮て、寒天で固めていました。
食感はすこし歯応えのある水羊羹、だから甘さを抑えても気になりません。
豆のタンパク質と寒天の食物繊維が合体して、栄養素ブースト健康スイーツの完成です。

レシピ通りに砂糖を使うのが美味しさのコツだとわかってはいるのですが、豆と同じ量の上白糖を投下する時の罪悪感たるや…。
あすけんアプリでカロリーコントロールをしているので、都度食べたものを登録してカロリーと成分を確認するのですが、どら焼き1個で糖分の適正な摂取量をオーバーするので完食できません。

利休さんの時代の茶菓子は、甘いものと決まっているわけではなくて、小麦粉のクレープに味噌を挟んだり、干し昆布や干し椎茸を提供していたらしいです。
じゃあ甘くない寒天で薄甘いあずきを固めてもバチは当たらない、はず。

余談はともかく、お茶の稽古を初めてからあれこれと抹茶を試しています。
スーパーのお茶コーナーに並んでいる抹茶は、お菓子に加工するほうがいいと思います。
正直なところ、品質があまりよくないので香りの立ち上がりが弱くて風味もいまひとつ。
そもそも「抹茶」ではなくて「粉末茶」では…
本物の「抹茶」を手に入れるなら、Amazonで「抹茶」と検索して、

〜の昔
〜の白
家元御好

と銘打たれているものをお買い求めになるのがいいと思います。
一番お値段と風味の釣り合いが取れてコスパ良好なのは、京都の一保堂茶舗では。
これはお点前の練習にもお菓子に使っても満足できます。

そして、私が今ストックしている抹茶です。

手前のパウチは丸久小山園の清の森。抹茶のうまみが強めの遠州流家元御好抹茶です。
隣の缶は丸久小山園の松柏。裏千家鵬雲斎御好。あっさり上品なあじわい。
普段は小山園の抹茶を飲んでいます。

うしろの奥長谷は宇治の茶農家のオリジナルブレンド。香り高く、海外の人はこれくらいメリハリのある抹茶が好きだと思います。
キットカット抹茶味の味に近い、かな?

eatimeは抹茶ではなくて粉末茶。苦味があるのと、きれいにお湯に溶けないのでお点前の稽古には向かないです。
カテキンを摂りたい時に、緑茶に少し混ぜて飲んでいます。

そして一番右のmatcha love。
これは伊藤園がアメリカで販売している抹茶ですが、中身は粉末茶です
このパウダーを焼き菓子やプロテインに混ぜるのが、健康にこだわるアメリカ人に受け入れられているらしい。
いくつかアメリカで流通しているMatchaを取り寄せて飲んでみたところ、一番まともなのが伊藤園のものでした。
他のは日本製を謳っていても、香料や抹茶以外の茶葉を混ぜてあるので、味も風味も落ちます。
ひどい物は飲むと舌に妙なベタつきが残り、胃が痛くなりました。

せっかく抹茶に興味を持ってくれたのだから、美味しいものをと思うのですが、ヘルシーという切り口で受け入れられて広がっていくのだから、入手しやすい価格で安全なものが普及するのがいいと思う。
伊藤園は良心的だと信頼が深まった一件でした。

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