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女心が揺れる、着物道楽の甘い罠。

ドキ!とする記事を読みました。これは身に覚えがある女性が多いはず。
ぜひぜひ、ご一読を。

マーケティングの世界でいう、
「顧客体験」
ターゲットは何に対してお金を払っているのかを見極めるため、自分でサービスを購入・体験してみることは大事、という考えです。

男性なら夜のお店や高級車のディーラー、女性はハイブランドやエステのサービスに、生活には必要ではないのに喜んで散財します笑
それって、別にシャンパン や車、カバンだけにお金を払うわけではなくて、
「ワンランク上の自分」
「あるべき理想の自分」
を品物・サービスの向こうに見るから散財できる。
だって、水だし皮ですよね。

品物を高級品に化かす仕掛けが巧妙なほど、大金が動く。
人の心が価格を決める。
その仕掛けが強烈に働くのが、着物だなあと思っています。

バリキャリ女性も主婦も、小さい女の子も古い女の子も、みんな心に姫が隠れていると思って間違いありません。
次から次へと反物を広げて、鏡の前で肩に反物を掛けられ、
「お顔映りが素晴らしゅうございます」
「このお品は奥様に着こなしていただきたい」
と、よいしょされたら、心の姫が悶絶します

業界の人は気を悪くするかもしれませんし、手をかけて作られた生地や、丁寧な刺繍や染めをほどこす職人さんは十分に報われるべきです。
そして、着る人がいなければ良い品物を作ることはできなくなるので、最近の着物ブームはよいことなのですが、
「もっと一見さんに優しくあれ」
と思います。

それにしても、着物は人の欲とお金が絡み合って、複雑怪奇な世界だなあと思います。
もし奥さんが、
「着物、興味ある」
と、言い出したら一応止めてあげてください笑

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