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作家物の江戸小紋に感激。浅草で細雪ごっこしてきました( ´∀`)

お茶の稽古で立ち寄る浅草は、大勢の着物姿の人を見かける街です。
レンタル着物を楽しむ観光客も多いけれど、日舞や三味線といった和事のお稽古に通う人いて、板についた着物姿を見せてくれます。

茶道の稽古をするなら、稽古着と茶席用それぞれ1枚づつ着物を持っておきたくて、浅草の呉服屋に寄っては勉強させていただいている最中なのです。
やっぱり、小紋と色無地に紋を入れておいて、帯を季節ごとに使い分ければいいかな。それで普段のお稽古はじゅうぶん間に合います。

今日の目的は江戸小紋。
武士の裃に使用されていた柄を使った着物で、型紙にキリで小さな穴を開けて、反物に染付けをしている手間のかかる品物。
江戸時代は藩によってデザインが違っていて、大藩ほど細かい柄行を使っていたそうです。
格式の高い着物なので、これに紋を付けておけばちょっとしたお出かけから茶席、冠婚葬祭すべて着回しOKの優れものです。
男性でいうならオーダーメイドのダークスーツでしょうか。

武家茶道の遠州流で稽古をしているから、というわけでもないのですが、年齢的に控えめな地色を選びたいのと、そもそも京友禅の優雅で華やかな色味が似合いません。
もう、フェミニンな衣装が絶望的に似合わない。
それなら、ベーシックな江戸小紋を1枚仕立てて、帯を3本用意して着まわそうかしら、と目論んでいるわけです。

作家物の江戸小紋!Dream comes true☺️
茶名拝受に至ったら、記念にグレーの鮫小紋を仕立てたいです。今の私ではすこし貫禄負けしている気がするので、今回はパス。
江戸小紋の代表的な柄、


角通し
行儀

をそれぞれグレードの違う反物で見せていただきました。
やっぱり、作家物は仕上がりが違います。
染付けがピシッとしてる。

見せていただいて気に入ったのが、こちら。

ドットで茶道具が描かれているキュートな品物。
鶴亀とか大根、猫の柄のものも可愛い。
遊び心があるのが江戸小紋のいいところ。

姿見の前で紐を使って反物を着付けていただいて、代わる代わるに帯を合わせてみると気分は細雪です笑
ちょうど桜のシーズン、春の陽気で気分がいいこともあって、楽しい時間を過ごすことができました。

ところで、気になるお値段はざっくりと、袷の仕立て代と染め紋、汚れ防止加工を込みで

作家物 30万円
量販物 10万円

です。
ブランド物のスーツを仕立てるのと同じ感じですね!
やっぱり着物は女性の夢というか、甲斐性というか。
美しい衣装を身につけると己が奮い立たつような、これを着こなせる自分になるぞ、と励みになります。
まずは仕事、そしてダイエットですね!

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