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松江でお茶の旅。不昧公好みのお菓子。

京都・金沢にならぶお茶の街に来ています。
島根県の松江市は海運業で栄えた古都。街には水路がめぐり、街路樹の松が風情たっぷり。宍道湖に沈む夕陽もロマンチックで実に写真映えする街なのです。
ロマンチックではないのは私だけ。

しょっちゅう来られるわけではないので、朝から走り回って狙った展示をコンプリート!
2時間ほど早く予定が終わったので、鳥取県境港市へ足を伸ばして妖怪ロードを見物してきました。
もう、旅行というよりも

行軍

です。
再訪する日はいつになるかわからないので、スケジュールを詰め込んでいます。絶対、人は誘えない…。

午前
松江歴史博物館
地ビール試飲
小泉八雲記念館

午後
田部美術館
明々庵
松江城
島根物産館
妖怪ロード
水木しげる記念館

お土産を空港で買うと平凡すぎるので、物産館で地元の人が好んで消費するものを探しました。
関東では見かけないご当地羊羹をゲット!
これでしばらくお茶請けには不自由しません笑

松江藩7代藩主の不昧公お好みのお菓子。求肥に抹茶をまぶした「若草」と、落雁に炒り米?をあしらった「菜種の里」です。


不昧公が愛用したお茶室を拝見し、不昧公お好みの菓子をいただく贅沢…。
茶道具の大コレクションを作り上げた天才茶人で、いくらでも贅を尽くすことはできる立場なので、逆に茶席を邪魔しないシンプルなお菓子を好んだのかもしれないですね。


こっちは田部美術館でいただいた薄茶。
好きな茶碗を選んで、それでお茶を立てていただけるのが嬉しい。

この茶碗、売っているなら買って帰りたいくらいよかった!
手に乗せた時の感触が軽くて、縁が薄く仕上がっているので口に当てた時に薄茶がするすると口に流れてきます。
茶碗で飲んだ時の印象って変わりますね。
いい茶碗が欲しくなります。

続けて2杯お茶をいただいたので、胃がガボガボになったのでお昼はパス。
でも、悔いはありません。
お茶はおいしいし、素朴で上品な茶菓子をいただいて大満足。来た甲斐がありました。

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