価値提供フレームワーク

飲食店や自分の店を出店したいが、"なんとなく"メニューを決めたり、営業時間を決め、結果思ったよりお客様がこないという経験ありませんか?
今日は、そういった方向けに解決に導くフレームワークをお伝えしたいと思います。

本ブログを読んだ後の状態は下記を目指します。
・全くお店に人が来ない理由が明確化する。
・競合とのカニバリを避け、長期的なビジネス展開が可能になる。
・MTGでの施策出しが劇的に改善される。
・施策の着手から行動までの無駄がなくなる。
・クライアントへの高いコンサル提供が可能になる。
です。

下記3つの順番で行動をしていくだけです。
①MARKET PROPOSITION(どこのマーケットに対して価値を当てるのか)
②CUSTOMER VALUE PROPOSITION(お客様のどのような負に対して価値を提供しているか)
③BUSINESS SCHEME(その価値をどのようなスキームで提供するか)

では、早速説明していきたいと思います。

①MARKET PROPOSITION(どこのマーケットに対して価値を当てるのか)

競合とは可能な限り戦わないようにする事が大切です。
その為に、競合と自社の比較を下記6つのポイントで書き出し、攻める市場、セグメントを決めます。

■6つの頭文字TTPPPSで自社と競合の比較をする。
1,Time(時間) 競合は?自社は?
2,Type(種類) 競合は?自社は?
3,Price(値段) 競合は?自社は?
4,Place(場所) 競合は?自社は?
5,People(人) 競合は?自社は?
6,Size(大きさ) 競合は?自社は?

一例として、湘南カフェでTTPPPS分析をしてみましょう。
下記のようになります。

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湘南にカフェを開く場合どの市場で戦うか?
分析結果、安く気軽にコーヒーを飲みたい方をターゲット顧客に設定します。
客席を絞る事により場所にかかるコストを抑えられ、値段を競合より抑える事ができます。また、カフェで使わない時間は各種イベントで貸したり夜のカフェニーズが少なくなる時間帯はBAR営業をする事により非可動時間を極力少なくします。
湘南という土地柄、店内で飲まないでもコーヒーを持って海辺で飲みたいという需要にもあるので、店内で飲むという事は捨てても大丈夫です。

②CUSTOMER VALUE PROPOSITION(お客様のどのような負に対して価値を提供しているか)

あなたの顧客は何を求めているか答えられるでしょうか?
(意外とこの質問に答えられなく、ネクストアクションにつなげられない経営者は多いです。)

・まず顧客把握。
・次に提供施策を考える。
この2つがガッチャンコするところがビジネスです。

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提供価値と顧客のニーズにズレがないか?
のすり合わせが非常に大切です。
↑ちなみに上の図の『顧客の仕事』とは『顧客がしなければいけない事=顧客がマストで求めている事』です。
仕事終わりの顧客なら20時以降から営業している店という事になります。

具体例があったほうがわかりやすいので、カフェでケーススタディしてみました。

スクリーンショット 2021-01-19 23.04.45

このように顧客を把握する事によりカフェのサブスクサービスを作れました。

③BUSINESS SCHEME(その価値をどのようなスキームで提供するか)

①②ができたら、あとは
・サービスフロー
・キャッシュフロー
を誰がどこに何をどれをを図式化するだけで完成です。

④まとめ

・競合と自社の違いを明確化してどのニーズ(市場)に特化していけばいいかの施策立てができる。
・実際にメンバー等と顧客が何を求めていて自分たちの何が価値なのかを明確化できる。
・それをどうやって実践していくかの共有が十分にできるのに加え、アクションプランが明確化できる。

以上になります。
今後のアクションプランの参考になりましたでしょうか?
是非、参考になった方は参考になったポイントのアウトプットとしてコメントを、(アウトプットする事によりより知識のインプットに繋がります。)、もっとこんな事も知りたいという意見があれば、是非コメントにて教えてください。
最後までみていただきありがとうございました。

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