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【人生180°変わる】天理教とは?~結局何の教えなのか~


「天理教ってなんですか?」

この問いに、すぐに答えられる人は

一体どれくらいいるでしょうか…?

「信仰してますが、実際の所よく分かりません..」

「親や親戚が信仰してたけど、あまり知りません」

「天理教?聞いたことあるけど、よく分からない」

実際、そんな方々が多いのではないでしょうか。

一通り教理に触れ、勉強してきた人も、教えの全体像が見えないということは多分にあると思います。


そんな中で、今回は、

天理教の教え、基本教理の全てを

できる限り分かりやすくまとめて、みなさんにお届けしていきたいと思います。

あなたの天理教への見方が、180°変わることをお約束します。

是非、最後までご覧ください。


天理教って、なに?(結論)


早速、結論から言います。

天理教とは、「この世界の起源を明かす教え」です。

いきなりで信じがたい気持ちになる方もいらっしゃると思います。

ですが、ここでは一旦その気持ちは横に置いて、

そもそも、なぜ人間は生きているのか。

何のために生きているのか。なぜ地球が存在するのか。

その最も根本的な問いに答えることができるのが、

天理教であるということを是非、

知っておいてほしいのです。


元の理(元初まりの話)


この世界の起源(=この世界がどのように生まれたか)について、

5W1Hで明確に答えを示している、「元の理(元初まりの話)」こそ、

天理教の教えの核心部分です。

以下、この教えの全貌を、

分かりやすく掴んでいきます。


Who(だれが)

親神様(親神天理王命):この世界の全てを創り司る存在

姿は見えませんが、神の意思そのものです。

アインシュタインは科学が説明できていない、ある極めて強力なエネルギーが存在すると、遺書に書き記しました。

”something great (大いなる何か)”

それは、愛である。
愛は、光であり、引力であり、神である。

愛には限界はなく、愛こそが存在する最大の力である。

生涯を経て、このような結論に至ったアインシュタインですが、

これはまさに、親神様の愛の力であり、

人間を愛する親心そのものだと、思うのです。

When(いつ)

1838年10月26日から、9,00,099,999年前(九億九万九千九百九十九年前)

Where(どこで)

ぢば(現在の奈良県天理市)

人間が創造された場所を示す「かんろだい」が据えられている地点

What(なにを)

人間世界の創造を始めた。

あらゆる生命体が段階を経て、現在の地球が創られていった。

人間もまた、虫、鳥、畜類など、段階を経て、現在の姿になっていった。

Why(なぜ)

混沌とした何もない世界を、本当につまらなく、虚しく、寂しく感じた親神様が、

人間なるものを想像し、その人間の「陽気遊山」を見て、共に楽しみたいと、心から思ったから。

私なりの定義ですが、

陽気遊山とは、生きとし生ける全てのものが、他の者を助け楽しませ、遊び心の中に喜び勇んで通る道のこと です。

人間が何の為に生き、何の為に生まれてきたのか、

地球がなぜ存在するのか、

全ての答えは「陽気遊山」にある

これが天理教です。

How(どのように)

親神様の「親心」と「十のお働き(=十全の守護)」によって。

人間を創られた親神様は、自分の子どもたちである人間に対して、

温かな「親心」をお持ちくだされています。

人間は皆かわいい我が子として、いつも思ってくださっています。

「反対するのもかわいい我が子」というお言葉が残っているように、

天理教に反対する人も、親神様にとっては、かわいい我が子なのです。

どんな人も、別け隔てなく、可愛く思ってくださっているのです。

十のお働きについては、ここでは割愛します。詳しくは以下で。

( ↓ めちゃくちゃ面白いです。)

そして、この「親心」と「十全の守護」の上に成り立っている、

私たちの身体、そして、地球、宇宙。

全て親神様から、借りているものであり、本当に有り難いものだと分かります。

この全てを親神様が貸してくださり、私たちは借りている、という考え方を「かしもの・かりもの」と呼んでいます。

この考え方は、信仰のベースとなる、超大事な部分です。


また、この十全の守護は、私たちの、心に合わせて働いてくれます。

陽気遊山に向かわず、自分中心な心遣いや言動を行うと、親神様の働きは弱まります。

親神様には、常にこっちやでと、私たち子どもを導く親心があり、

早く気付いてほしいという一心で、様々な現象を見せ、

メッセージを常に送っておられるのです。

これを、「心通りの守護」と呼んでいます。

まさに、心が現実を作るといっても過言ではないと思います。


さらに、私たちの身の回りの人間関係は、

今の自分にとって、必要な人が集まるように、守護されています。

いんねん寄せて守護する」というお言葉があります。

類は友を呼ぶ、引き寄せの法則など、

世間でも既に浸透している考え方がありますが、

まさにそういうことです。

不思議なご縁や、出会い、或いは苦手な人

全てそれも、自分にとって必要な、何かしらのメッセージなのです。


さて、こうした親神様のご守護が分かって、

本当に結構やな、有り難いな、と感じることができた時、

たんのう」の心になれるのです。

全てを喜び、神にもたれて、スーパーポジティブに生きていくことができるのです。



「陽気遊山」を深堀り


ここから「陽気遊山(WHY)」をもう少し深掘っていきます。

陽気遊山には、4つの要素があると私は考えます。

①心の自由(大前提)
②陽気な心
③遊び心
④きしん(実践)

①心の自由

まず大前提として、人間には心の自由があります。

身体は借り物で、親神様のお働きで動いている一方で、

心だけは自由な存在なのです。

これは、陽気遊山が「人間の自発性・主体性」を必須条件にしているからです。

そして、自由であるということは、

絶対的完璧はなく、常に遊びがあるということであり、

ゴミやほこりもまた自然に発生しうる世界である

ということです。

ここで、触れたいのが「八つのほこり」です。

親神様が好まない、人間の心遣い8選です。

「をしい、ほしい、かわい、よく、こうまん、にくい、うらみ、はらだち」(※最後の3つは、おふでさき(教祖の書き記した本)に記されていないことから、3つを除き「五つのほこり」とする説もあります。)

しかし、そもそも人間の心は、自由ゆえに、
どんな人にもほこりがたまるようにできています。

この八つのほこりは、

ほっといたらたまるから、気を付けや。
たまってたら払いや。心澄ましや。

という意味で教えて下さったものだと、思います。

人にほこりを積まさないよう、
自分も積まないよう、積もったら払うよう

気を付けたいものです。


また、八つのほこりとは別に、

親神様が特に嫌いな行いがあります。

それは「嘘と追従」です。

口と心と行いを揃えること。

これは、陽気遊山をする為には、絶対に必要なことだと思います。

そして、誤った心遣いや言動をしてしまった時には、

心定め」をし、

心を、運命を、いんねんを、切り替えていくことが大切です。


②陽気な心

人を助け、勇ませる心です。

「人助けたら我が身助かる」という言葉が、天理教にはあります。

人を助ける心になった時、自分の心と身体が助かり、自分も相手も共に助かっていく。そういう意味だと思います。

相手だけでなく、自分だけでなく、

両者が、皆が助かっていく道です。

そして、この道を歩くうえには、「おさづけ」というものがあります。

道の路銀という表現もされます。

これは、目の前の病人や怪我人のたすかりを願うものです。

おさづけをすることによって、病気や怪我の回復を見せて頂く事例は、本当に不思議なほど存在しています。

まさに「不思議なたすかり」が多いのが、この天理教です。


③遊び心

これから先を楽しむ、わくわくした心です。

スポーツやゲーム、芸術に、人間があれだけ夢中になれるのは、
人間がどこまでも「遊び心」を求める生き物だからだと思います。

遊び心のない生き方は、私たちも親神様も、つまらないと思うのです。


④きしん

最後に、実践です。

陽気遊山のための、自発的・主体的な行動全てを、「きしん」といいます。

特に、日々のきしんを「ひのきしん」と呼んだりします。

毎日の実践をもって、

本当に幸せであふれた、陽気遊山へと向かうのです。


さて、以上 主に

①「親神様」の親心と働き(WHO&HOW)
②「陽気遊山」(WHY)

に焦点を当ててきました。

親神様への感謝の心
自ら陽気遊山へ向かう心

この2つの心を持って、
天理教では、親神様のお働きを祈念する、非常に重要な祭儀(=おつとめ)を行います。

おつとめ

ぢば・かんろだい(WHERE)で行われる、

かぐらづとめ」は、非常に重要です。

親神様のご守護を、世界中に頂き、
陽気遊山の世界を実現するために行うものです。

10人のつとめ人衆が、ぢば・かんろだいを囲んで、
元初まりの人間世界創造に際しての
親神様のお働きを手振りに表して勤めるものです。

また、ぢば・かんろだいに限定されないおつとめとして、
てをどり」があります。

てをどりは、全国各地、世界中でつとめられています。

いずれも、親神様への感謝と、陽気遊山に向かう心が重要になってきます。


さて、以上の内容が、天理教の本質部分となります。

いかがでしたでしょうか…!

最後に、この内容がどのようにして、誰によって伝えられたのか、5W1Hで触れていきます。


教えはどのように伝わったか

Who(だれが)
教祖(中山みき 1798〜1887)
百姓の娘
いざなみのみこと(「十全の守護」を参照)の魂の持ち主
(※教内では、教祖と書いて「おやさま」と呼び慕っている。)

When(いつ)
天保9年(1838年)10月26日から、50年に渡って

Where(どこで)
ぢば(現在の奈良県天理市にて)

What(なにを)
上記で解説してきた内容を人々に説いた

Why(なぜ)
神の思い・親心を世界に伝え、陽気遊山の世界を実現するため

How(どのように)
親神様の意思が、人間創造時の因縁ある中山みきの身体を借りて、伝えられる形で。
口頭だけでなく、本として(『おふでさき』など)も残っている。教祖直筆の原典が存在する宗教は、世界の中でも、天理教のみである。


以上で、今回の記事を終わりにしたいと思います。

いかがだったでしょうか…?

「思ってた感じと違った…!!天理教ってすげーじゃん!」

そんな感じで、私のように天理教にのめり込んでいく人が

増えてくださると嬉しいです。

今回の内容を、マインドマップでまとめたものを貼っておきます。

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( ↑ このマップを眺めるだけで、教えの全貌がスッキリ整理されて、体系的な理解が深まるかと思います…!)

少しでも、天理教の理解が深まり、

皆さんの陽気遊山の一助になれば幸いです。

では!



※「元の理」をさらに堀り解明する為、図解で整理してみるという試みをしています。おやさまの言葉に『さとしはない、さとるのや』というものがあります。身上諭し・事情諭し(その病気やトラブルがなぜ起こったのかを直接的に書いたもの)がなくとも、理が見えてくるもの。諭しではなく、理が分かって自ら悟れるものを作ろうと、励んでいます。

下記リンクより是非ご覧ください。

陽気遊山の道(元の理 図解の試み)


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