見出し画像

バイデン当確のアメリカ大統領選 トランプの逆転勝利はあるのか

こんにちはYukiです。最近日本で話題になってるものといえば……紛れもなくアメリカ大統領選ですね(強引)
さて、肝心の結果ですが、ご存知の通りほとんどのメディアでバイデン氏の当確報道が出ております。

そして、米国民の約8割がバイデン氏を大統領選の当選者として認識していて、逆にトランプ大統領を勝者とする声はわずか3%だそうです。

こう見ると、バイデン氏は名実ともにアメリカ合衆国の大統領であることは間違いないように見えます。しかし、敗者であるトランプ大統領はいくつかの州で訴えを始め、選挙戦はついに法廷闘争に突入しようとしております。
果たしてトランプ大統領が勝つ道筋はあるのでしょうか。
今回はそれについて書いていきます。

ケース1 訴訟の連発で不正を暴く?


現状、トランプ大統領はペンシルベニア、ミシガンなどの接戦州で
僅差で敗北しており、これらの州の結果を覆さなければ勝利することは
ほぼ不可能で、トランプ陣営が最も重視している州です。
「投票の監視ができていない」「票の処理に問題がある」などの理由を主張して各州の開票の中止を求めています。

画像1

画像のリンク→https://mainichi.jp/articles/20201106/k00/00m/030/226000c

しかし、トランプ陣営側はその根拠となる情報をまったく示せておらず、
ほとんどの州で訴訟が棄却されています。
トランプ陣営はこれからも様々な理由で訴訟を行うと見られていますが、
トランプ氏を援護する世論はあまり形成されておらず、実現可能性はとても低いものと見られます。
また、裁判を起こすためには多額のお金が必要になり、いくら大富豪のトランプ氏とはいえども資金集めに頼っている状況で、こちらも難点です。

ケース2 再集計による逆転?


「再集計」とはその名の通り、一度数えた票をもう一度数えなおして間違いがないかを確認するものです。こちらは裁判を起こす必要はなく、得票率の差が0.5%以下なら無条件で再集計される仕組みになっています。

この記事によると、2000年以降アメリカでは31州で再集計が行われましたが、このうち選挙結果が変わったのは3州だけで、
結果が変わった州の再集計前の得票差は300票未満だったそうです。
バイデン氏のリードは再集計のあるウィスコンシン州・ジョージア州で1万票以上あるため、こちらもトランプ氏が逆転する可能性は限りなく低いです。

画像2

画像3

画像のリンク↓
https://www.asahi.com/international/us-election/2020/?iref=above7_Left

ケース3 選挙人算定の「時間切れ」?


アメリカ大統領選はそれぞれの党(候補者)に州の上院・下院議員と同数の選挙人がおり、勝利した候補者側の選挙人が州議会で任命されます。
しかし、開票作業の期限までに訴訟や再集計などの影響で開票作業が間に合わない場合は、州議会が定める方法(多数決など)で選挙人を選ぶということが選挙人算定法により決められています。

現在、接戦州のウィスコンシン州、ペンシルベニア州、ミシガン州、ジョージア州議会では共和党が優勢で、今から約1ヶ月後の開票作業の期限までに終わらなかった場合は、トランプ大統領が逆転勝利する可能性が出てきます。
大統領はケース1で紹介した訴訟の連発で、どれぐらい開票を引き伸ばすことができるかが鍵になりそうです。

まとめ

今回は主に考えられる逆転勝利への道筋を紹介しました。
調べて思った感想としては、トランプ大統領は資金集めに苦戦しているそうですし、世論はバイデン氏寄りに大きく傾いているので、なかなか厳しい戦いが待っているなぁ…と感じました。
ほんじゃ!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?