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僕は君の「熱」に投資しようを読んで

佐俣アンリさんという投資家がいらっしゃる。
お会いしたこともなければ、話したこともない。
ただ本を読んだだけ。それもブックオフで本棚を見た時にたまたま手に取っただけだ。
でも、この本を読んで、自分の直感を信じてよかった。と心の底から思えた。この本のテーマはあくまで起業だが、起業だけに収まらず人生に大事なことが記載されている。
ネタバレしすぎるのも良くないかと思うので、今回はプロローグとDAY1部分のみを扱う。
まず、投資という言葉を正確に把握するために辞書を引いてみた。

投資…
①利益を得る目的で、事業に資金を投下すること。出資。
②比喩的に、将来を見込んで金銭を投入すること。
③元本の保全とそれに対する一定の利回りとを目的として貨幣資本を証券(株券および債券)化すること。
④経済学で、一定期間における実物資本の増加分。資本形成。

広辞苑

佐俣さんは著書の中で起業家は新しい車、投資家はガソリンを調達する役割と記載している。
現在の資本主義社会に存在するものはこの2種類の人間で作られている。だから、投資や起業というワードが怖いって思うのではなく、実は関係あるものなんだって知ってもらえるだけでも十分。

必ず君は成功する

どんな人間でも可能性を秘めている。
子供の頃は将来の夢を持てている。
それが大人になると社会のルールや置かれている環境によって、制限がかかって、やがて情熱が抑えられている。
世の中どうしようもないことだってある。

あるけど、、、、

成功者と呼ばれる方も世の中にはいる。

彼らが成功した理由はなにか?
熱だ。

一番大事にしなけばいけないことはだ。
熱があるから成功するし、逆に熱がなければ成功しない。
お金や環境がどんなに用意されていても、その使い方次第で成功にも失敗にもなる。使い方を判断してお金を投じるのが投資だし、その投資を決断するために分析をしたり、行動をしたりする根源は熱だ。
人間にとって平等なものはいくつかあるが、熱を持つということも平等だ。
誰にも妨げられない。自分自身で発火も鎮火もできる。
だから、自身の熱源を探すことから始めよう。

多くの人は小さい頃に夢を抱く。だけれども成長するにつれて大きかった夢が小さくなり、消滅していくことが多い。
このことからもわかる通り、夢は誰でも見ることができる。
そして、
夢は見ることより、見続けられるかそのことのほうがはるかに重要
と本の中では紹介されている。

僕も小さい頃の夢はプロサッカー選手だったが、プレーするレベルが上がり、プロのレベルに近くになるにつれて徐々にその夢は消えていった。
プロになれずサッカーをやめたので、夢を諦めた身だ。
この言葉の意味は身にしみて感じた。
恥ずかしながら小学生の頃はプロサッカー選手になって、世界中を渡り歩くことを信じていた。

夢は大きいものから小さいものまであると思う。
ただ個人的に言えば、1日や1週間でできてしまうものは夢ではなく、やりたいことだ。
夢とは何年かかるかわからない、叶った瞬間自分がどのような感情に包まれるかわからない、そのような大きなものじゃないか。
夢の大きさがその人間の大きさだ。
そうやって大きな夢を見続けられた人が成功者になるだろう。
その夢に向かって走っている時は苦しいかもしれないけど、その時間が人生の糧につながるだろう。

圧倒的な規模でやる

事業とは天才的なアイデアを持つものがやるものだと思われがちだ。
だけど、真理は違う。
事業とは、誰でも考えつくことを100倍の規模でやること。
どんなにすごい起業家も最初からすごいわけではない。
これは起業家だけに当てはまらない。
どんなに優秀なスポーツ選手や画家、アーティストでも最初からすごいわけではない。

サッカーで言えば、どんなに優秀な選手であってもボールの止め方、ボールの蹴り方から始める。具体的にはインサイドを使用した止め方、蹴り方を練習する。決してすごいフェイントやシュートではない。
サッカーを経験した人なら同意を得られると思うが、本当に上手い選手というのは誰にでもできることを完璧にこなすから一度対峙するだけで相手の力量がわかる。

この本で一番驚いた箇所は、クオリティを担保するために小さく始める起業家はほぼ100%失敗するという箇所だ。
なぜなら、小さく始めることが良いと考えていたし、実際そのような話をよく聞く。
ここで鵜呑みにすることは、おそらく佐俣さんも望んでいないだろう。
ここで伝えたかったことは、適切なタイミングでどでかい勝負をかけることができるかどうかだと思う。
著名な実業家は適切なタイミングで勝負をかけたからこそ現在につながっているだろう。
たとえ、失敗したとしても、それが次の成功につながる。

最後に

3つの小見出しを作ったけれど、全てつながっている。
大きな夢があり、熱を持って圧倒的な規模でやる。
言葉で言うことは簡単だ。
でも実際うまくいかないことばかりで、熱がなくなり圧倒的な規模でできなくなり大きな夢が小さくなる。
そんな人が大多数の中、最後まで貫けるだけでその他大勢ではなくなる。

どうせ生きるならハッピーに生きたい。
そんなぬるいことを言うと佐俣さんに怒られてしまうかもしれないが、
それでも夢を追いながらハッピーに生きる道を探していく。


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