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オンラインICT支援員の必要性を考えてみる


ICT支援員として感じることから、
オンラインICT支援員が必要である理由を
綴っていきたいと思います。

1.ICT支援員は必要か?

コロナウイルスによりGIGAスクール構想が
前倒しとなった2年前、
先生たちは現場はてんやわんやでした。

GIGAスクール構想の一端として、
生徒1人一台タブレット端末が配布されましたが、
それを最大限活用できているかといえば、
まだまだなのが現状です。

また、これは学校間でも格差があります。

ICTが得意な学校とそうでない学校。
ICTが得意な先生とそうでない先生。


だからこそ、
ICT支援員のサポートは絶対に必要です。


2.問題点は何か?

先生たちはサポートを受けたい。
ICT支援員は先生たちのサポートをしたい。


しかし、うまくいっていない現状があります。

それは、

先生と支援員がゆっくりと話す時間を確保出来ない


ということです。

ご存知の通り、先生たちは忙しいです。

本当に忙しいです。

職員室でゆっくり座っている先生はほぼいません。

授業、休み時間、給食の時間だけでなく、
中学校であれば部活もあるわけです。

いつ教材研究をし、
いつ授業準備をしているのでしょうか?

もし1時間、
いや、
ほんの少しの隙間時間でも話せたら…


これは、
先生も支援員も思っているかもしれません。 

先生の忙しさ(業務量)が、
ICT促進のブレーキにもなっています。

3.ICTのメリットとは?

だからこそ、もっとICTを活用して、
先生の負担を減らすことをしなければ!
と考えています。

具体的には、

❶授業の資料のデジタル化
❷資料をデジタルで配布することにより印刷時間を大幅に削減
❸アンケートはGoogleフォームを使って、集計時間を大幅に削減
❹テストはGoogleフォームを使って、採点時間を大幅に削減


少し考えただけでも、
めちゃくちゃメリットがあることばかり、

じゃあ、やればいいんじゃないか?
と思うかもしれませんが、
それが難しいのです。

もちろん、
すでに取り組んでいる学校様もあります。

僕がICT支援員としての力不足かもしれませんが、
先述した通り先生たちは本当に忙しいです。

研修をする時間もなかなか取れないのです。

(研修は全員参加が原則の学校もあり、
そうなるともはや無理ゲー。)

個別に研修を企画しても、
先生方にイレギュラーなことが起こって
延期からの中止みたいなこともザラにあります。

ICT支援員としてのジレンマですね。

ですが、
僕も少ない時間を見つけては
先生を捕まえるようにしております。

もしかしたら、
この瞬間は先生にとって迷惑かもしれません。

しかし、
将来的には知っておくと楽になるのは
間違いないので、
それを信じて動いている部分もあります。


4.本当に必要なことは何か?

ここまで、ざっくりと話してきましたが、
本当に必要なことは何か?

それは、

【先生方が、自分の好きな時に、必要な時に、ICT支援員に声をかけられる環境】

を整えることではないか。

毎日常駐してくれるICT支援員がいればいいが、
そんなことはほとんどない。

ICT支援員が学校訪問するのは
常駐している支援員もいるとは思いますが、
多くても週1回、月4回とかではないでしょうか?

これで、
先生たちのICTスキルが向上するのだろうか?

僕でさえ、どの学校に訪問しても

毎日来てほしい

と常に言われています。


では、具体的にどうすればいいのか?

オンラインで対応する

ということです。

1人のICT支援員と各学校が zoomでつながり、
ICT支援員が集中管理室になるイメージです。

そうすれば、

先生たちは好きな時に、必要な時に、

ICT支援員に質問したり、
分からないことを聞けたり、
もっと効率的にお互いの関係性も
築けるのではないか。

だからこそ、
オフラインで学校訪問するICT支援員も必要ですし、
オンラインで対応するICT支援員も必要です。

ICT支援員だからこそ、
これからはハイブリッドに対応していくことが
必要なのではないかと感じています。


5.オンラインICT支援員とどうやって契約するのか?

学校単位で契約すると
自治体を通さないといけないでしょう。

学校予算の関係もあるので、
なかなか難しいでしょう。

となると、先生と個人契約が最有力。

しかし、隙間時間にzoomをしていたら
周りの先生たちの目はどうでしょうか?

きっと迷惑がる先生もいるかもしれません。

しかし、これば業務効率を上げたり、
オンライン授業をワンランク上に上げるために
必要なことなので、
周りを気にしている暇はないんじゃないか
とも思います。

もし迷惑と言われたら、
zoomをする場所を変えるとか
言われない方策を考えればいいと思います。

何よりも先生たちが新しい環境に対応するために必要なことですから。


6.先生たちに伝えたいこと

先生たちが苦悩しているように、
ICT支援員も苦悩しています。
しかし、
絶対的に先生たちの支援をしたいと思っています。

だからこそ、
先生たちは支援員が何か作業していたとしても、
遠慮せずに無理難題なことでもいいので
ICT支援員をうまく使ってください。


ICT支援員は嫌な顔せずに、
全力で先生たちを支援します。


というわけで、結論としては

絶対的にオンラインICT支援員が必要だ

ということです。

こういったことをビジネスとして出来たら
すごく面白いなと思っています。

僕の妄想も含めて書いてみました。




今日もありがとうございます。
あなたにとって
今日が豊かな1日でありますように。

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