前回は、栄養解析をしてみたことについて書かせていただきました。今回はこれからどの様な食事をし、どの栄養素をどの位サプリメントで補うのか、オーソモレキュラー(分子栄養療法)的に考えてみました。
前置きしておきますが、本当はちゃんと血液検査をして、オーソモレキュラー療法を導入されているドクターにアドバイス頂いた方が絶対良いのですが、今回コロナの影響で難しく、自分の現在の体調と前回の尿検査でなんとなく判明した不足している栄養素、更にコロナウィルスにもし感染したとしても重症化しない為の栄養素について、丁度「オーソモレキュラー医学の最新動向-2020春-WEBセミナー」に参加して伺った内容をプラスして自分なりに考えてみました。
現在の私の体調から不足していると思われる栄養素と、その働き、どんな不定愁訴が現れているのかを洗い出してみます。
ビタミンA‥‥‥‥皮膚、粘膜、目の健康に関わる。感染症にかかりにくくする。不足すると、皮膚のしわ、老眼、夜盲症。
ビタミンB群‥‥‥あらゆる酵素の補酵素。脂質代謝改善、糖化抑制、酸化抑制作用がある。多くの神経伝達物質の生合成に関係していて、自律神経を整える。腸内細菌の中にビタミンB群を合成するものがあるが腸内環境乱れで合成が低下する。ストレスや加齢で消化吸収能力が低下する。
不足すると、粘膜が荒れる。舌炎。口内炎。唾液が減る。肩こり。疲れやすいなど。
*B1は糖質の代謝に必要。神経機能の維持。疲労感。食欲減退。
*B2は脂質の代謝に必要。脳のエネルギー代謝の補酵素。不足すると口内炎
ビタミンD‥‥‥‥カルシウムやリンの吸収を手伝って骨を丈夫にする。免疫機能を調節、遺伝子の働きを調整、血糖をコントロールする。不足すると腸管粘膜の機能低下。(消化力が弱く、腸内環境が乱れやすい)
葉酸‥‥‥‥‥‥抗酸化作用。細胞分裂に必須。赤血球の再生を助ける。ビタミンB12の補酵素。不足するとうつ傾向になる。脳機能の低下。舌炎。
カリウム‥‥‥‥細胞内のナトリウム量を調整、血圧の安定。不足すると手足のむくみ、筋肉のけいれん。
鉄‥‥‥‥‥‥‥造血、酸素の運搬、エネルギー産生など。不足すると動悸、肩こり、冷え、朝起きれない、あざやシミ、舌の異常、歯茎の出血、神経過敏。
亜鉛‥‥‥‥‥‥各種酵素の主成分、酵素反応の活性化、新陳代謝向上、DNAやたんぱく質の合成、免疫反応を調整、脱毛予防。不足すると皮膚のかさつき、インスリン分泌不良、知覚過敏、脱毛など。
このように記述してみると、自分の不定愁訴の原因がどんどん分かってくる。最近舌先がヒリヒリしていたのはビタミンB群の不足、葉酸が原因だったのかも!そして、腸内環境の乱れがビタミンB群不足の原因であったり、また消化力が弱い事にもつながっているような気がする。交感神経が優位の状態が多く自律神経の乱れもビタミンB群が関係しているのかもしれない。そして、私は血糖値の乱高下が激しいタイプではないか?と自分で疑っていて、それは以前スィーツが大好きで食後に甘いおやつを食べていた事が大きな原因だと思うが、ビタミンDが不足していることも要因のひとつかもしれない。足がむくみやすく、時々足がつるのはカリウム不足。動悸、冷え性、肩こり、あざが出来やすいのは鉄不足。抜け毛、皮膚のかさつき、知覚過敏は亜鉛不足からなのかもしれない。
とりあえず、マルチビタミンとミネラルをサプリメントで補給を急いだほうがよさそう。そして、国際オーソモレキュラー医学会会長の柳澤厚生先生から伺った、コロナウィルスに感染した際、重症化しない為に推奨する栄養素と推奨量は、
◆ビタミンC:3g/日
◆ビタミンD3:最初の2週間は5000IU/日、15日目以降は2000IU/日
◆亜鉛:20mg/日
◆マグネシウム:400mg/日
◆セレン:100μg/日
とのことだったので、ビタミンDをしばらく多めに摂取していこうと思う。
毎日の食事は、タンパク質の目安が1日50~75g、食物繊維や野菜の摂取を心がけ、良質の油:ココナッツオイル、オリーブオイルを料理に使い、糖質は可能な限り制限する。食べる順序も、①野菜②たんぱく質③糖質の順番で!
そして実は私、昨年アメリカでMB-EAT(Mindfulness Based Eating Awareness Training)のFor Professionalコースを修了していて、マインドフル・イーティング研究会のメンバーでもあります。更に現在MBSRのトレーニング中なので、食事はマインドフルに五感をフルに使ってゆっくり頂くようにしていきます。
この習慣を続けてみて体調の変化を記録していこうと思います。
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