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こんにちは。今日は『自分に優しい食べ物』の3回目、オレンジ=みかんについて書きたいと思います。
みかん、子供の頃は冬になると毎日のように食べていた記憶がありますが、みかんは果物の中でもちょっと地味な存在ですね。皮が面倒なので食べたくないと思う方も多いかもしれません。


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しかし、みかんは水分量が多く、同じ果物であるりんごやぶどうと比べてもカロリー・糖質はどちらも低めで、その上ビタミンC、プロビタミンA、βクリプトキサンチン、食物繊維など、みかんには様々な栄養素が含まれています。

ビタミンCには、風邪などの感染症に対する免疫力を強くする作用や、お肌を健やかに整える作用などが知られていますが、自分に優しい食べ物の3つ目として紹介した一番のポイントは、別名「ストレスホルモン」と呼ばれる副腎皮質から分泌される「コルチゾール」に、ビタミンCが関与しているからです。

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ストレスは精神的なものだけでなく気圧や気温の変化もあります。体にストレスがかかるとコルチゾールが分泌されますが、副腎皮質が疲弊してコルチゾールの分泌量が減ると集中力の低下、疲れやすい、無気力などの症状が出ます。その他にも飢餓スイッチが入ってしまい、溜め込みやすくなる為に太りやすい体質にも繋がります。

ビタミンCは、そんな副腎の働きを助けるために必要な栄養素です。副腎皮質はビタミンCをたくさん消費してしまいますので、ビタミンCを手軽に補給できる食べ物として、みかんはとてもおすすめです。


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他にも、みかんの薄皮には、腸内を整え便通を改善する働きが期待できる食物繊維のペクチンが豊富に含まれていたり、みかんの薄皮についている白いスジにはポリフェノールの1種であるヘスペリジンが多く含まれていて、ヘスペリジンには、血流の巡りを良くする作用があるため冷え性の改善、高血圧や動脈硬化の予防にも効果を期待できます。


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そしてさらにもう一つ。
実はみかんの中でも一部の品種は、「機能性表示食品」として認められています。産地ごとに、例えば和歌山県の「有田みかん」、静岡県の「三ヶ日みかん」、「西浦みかん」などのみかんが「機能性表示食品」の登録を受けています。

機能性表示食品として許可されている効果は、みかんに豊富に含まれているβクリプトキサンチンが体内でビタミンAの元となり、「骨代謝の働きを助けることで骨の健康維持に役立つ」というものです。

血中のβクリプトキサンチンの量が高い人ほど動脈硬化や糖尿病などの生活習慣病になりにくいとも言われていて、これらの予防や進行抑制が期待できるのです。

それでは今日はここまで。最後まで読んでくださって、ありがとうございました。続きはまた来週。
葉月ようか

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