41.自分を癒す②未来を描く瞑想
こんにちは。今日は自分を癒す方法の2回目は『未来を描く瞑想』を紹介します。この瞑想をする前に、まずは自分の現在地を知り、最高の自分についてのストーリーを書くジャーナリングをやってみるとより効果的です。
最初に、理想と現実にしっかりと意識を向ける時間を作ってみましょう。
まずは立ち止まって、現状を見つめます。
地図を見るとき、現在地を確認するようなものです。
これは、自分に能力やお金がないから無理だと諦めるための作業ではありません。現状と障害について知ると、何をすれば良いかを考える助けになります。そこで、現状を見つめるのに役立つ質問を挙げてみます。
・現状に満足しているか
・自分らしさを発揮できているか
・強みは何か、弱みは何か
・何でワクワクし、何でやる気を失くすのか
・自分を高めてくれる人は誰か、足を引っ張る人は誰か
こうした質問をランダムに選んだら、一時停止をして2分間、書き続けてみましょう。
次に最高の自分像について考えます。
ゴールがなければどこに向かって歩けばいいのかわかりません。
行き先も決めずにいると、誰かの進む道を同じように歩いて希望しない所に行きついたり、同じ所をぐるぐる回ってしまうこともあるかもしれません。では、理想を見つめるのに役立つ質問を挙げてみます。
・いつ頃、どんな自分になっていたいか
・どんな環境にいると幸せか
・以前と同じ望みを持っているか? それとも考え方が変わったか
こうしたことを考えながら、将来の最高の自分のイメージを詳細に具体的に書き出してみましょう。
絵で表すのもいいと思います。
せっせと手を動かし、現状や理想に意識を集中するマインドフルネスです。
ここからが本題の、未来を描く瞑想。
ここまでのワークで明確化した理想の自分像を、映画館のスクリーンに映し出すように、鮮明にイメージを浮かべていきましょう。
リラックスして背筋を伸ばして手をふとももに置きます。
ゆっくりと自然な呼吸をします。
呼吸を繰り返しながら、頭を空っぽにします。
それでは、目標や願いを考え、それを達成している未来の自分のことを想像してみましょう。心の中は自由です、イメージの中で空を飛ぶこともできます。
今の状況や自分の能力などについて考え、これは無理だろうという考えが起こったら、一旦脇に置いてください。この瞑想中は、思いっきり自由に、なりたい自分を思い描いてください。
—何年後の自分を思い描きますか?
—どんな服装をしていますか?
—世界中の自信があなたにあったら、その時どんな風に歩いていますか?
—最高の環境の中で、どこにいますか?
ーそこからどんな景色が見えますか?
ーどんな音が聞こえますか?
—何をしていますか?
ー誰と一緒にいますか?
ーどんなことを話していますか?
—自信があったら、どんな表情をしていますか?
—理想の自分になって過ごしているあなたは、どんな気持ちですか?
—願いが叶った自分をみて、家族や大切な人はなんと言ってくれますか?
目標や願いを達成し、大きな自信を身につけた理想の未来の自分を頭に描いてみてください。ゆっくりと呼吸しながらそのイメージを浮かべ続けます。
目標を達成したり、願いを叶えたりした時の喜びを感じてください。
嬉しい気持ちを感じて、前向きな感情にひたります。
こうしたことを、今だけでなく、普段から1日に1回か2回繰り返します。
毎回、目標を達成した自分から始めます。
感情にひたり、毎回細かいイメージを付け加えましょう。
最初はあまりイメージできなかったり、情景がぼんやりしていても、だんだん鮮明になってきます。
大切なのは、こうありたいという自分の意思です。
どう達成するのかはそれほど考えなくてもいいのです。
では、静かに2、3回呼吸に集中します。ゆっくり意識をいまに戻していきましょう。
ミズーリ大学で行われた研究について紹介します。
4日間続けて20分間、最高の自分についてのストーリーを書くことを実行したグループと、他のテーマで書いたグループに分けて数ヶ月以上経過を追いました。
自分の夢について書いたグループはそうでないグループに比べて、ポジティブな気分になりやすく、数週間後にはより幸福感を感じ、数ヶ月後には身体的な病気にかかりにくいという結果が出ました。
他の研究では、夢を書き出す行為を1回だけ実行した人より、継続した人の幸福度が最も高まるという結果も出ています。
ぜひ継続してやってみてくださいね。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
続きはまた来週!