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これからの世界

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これからの世界を考えるには、これまでの世界を理解する必要がある。これまでの世界を理解するには、これからの世界を考える必要がある。
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2022年6月の記事一覧

これからの世界

これからの世界

 例えば世の中には、お金を払う方がエラいんだという通念があるのだけれども、それって実はチャンチャラ可笑しい勘違いである可能性も十分にある。
 これはわりと真面目な話である。

 払ってあげている、のか、払わせてもらっている、のか。

 こういうコペルニクス的転回が、本当に必要な局面に、この国が、世界が、立っているのだと、心から思う。

実存の不在が駆動する経済

実存の不在が駆動する経済

 少し前に、「生娘をシャブ漬け」という、なんともバカバカしい言葉がニュースを賑わしたのだけれども、「シャブ漬け」なのはむしろマーケターのほうで、むしろ広告という仕組みそのものが麻薬的なものとアナロジカルな概念なのだろうと、ふと、思った。

 お金→売上、というロジックの短絡性。

 しかもその論理を担保する実存は不在なのである。

 だからこそ、やればやるほど、もっともっと、ということになる。

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構造的課題

構造的課題

 目標を設定して、そこにたどり着く最短経路を描き、着実にこなしていく。それがプロジェクト「管理」の世界観である。

 そういうのは、まったくどうでもいい与太話なのだと、つくづく思うようになった。

 本当は、紆余曲折にこそ、価値が宿るのである。あっちこっちに迷走しているように見えても、その一歩一歩は、間違いなく前進であり、最短経路よりも長く歩いた分、獲得できる価値は増している。

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