プレッシャーと戦う現代社会に求められる“スーツ”とは
働き方の多様化により、仕事着と普段着の垣根が低くなりつつあるなかで、手軽に扱えてカジュアルスタイルにも取り入れやすいスーツが話題。
コロナ禍においては機能的で手ごろな価格の衣料品も増えています。
洋服の青山ができることって何だろう。
本気で作ってみたらどのようなものができるのか。
本気の品質と価格が、みなさんをプレッシャーから解き放つ、『ゼロプレッシャースーツ』が誕生しました。
企画者からの熱意をみなさんに届けようと思い、noteにします。
答えてくれたのはこの方。
1. ゼロプレッシャースーツとは
10,000円を下回る価格で購入できる機能性セットアップを当社として初めて企画しました。
価格はジャケット6,050円・パンツ3,850円（税込）で”機能的”だけど”手ごろな価格”で買えてカジュアルスタイルにも取り入れやすい“大人の2 着目スーツ”として提案していきます。
『ゼロプレッシャースーツ』には、水着などのスポーツウェアにも使用される機能性ファブリックを採用しました。
旭化成株式会社のストレッチ繊維「ROICA(R)（ロイカ）」を使用したニット生地で、縦・横の両方向への高い伸縮性が特徴。
一般的なスーツと比べて縦・横ともに6 倍（当社比）のストレッチ性を誇るなど、抜群の動作性を体感できます。
また、着用時の圧迫感（着圧）が極めて少ない他、今回のスーツは裏地・芯地・肩パッドなどの付属を可能な限り省くことで、これまでにない“解放的”な着用感を実現しています。
このようなストレスフリーな着心地に加えて、生地は伸縮後の回復性に優れており、シワになりにくいのも特徴です。
また、撥水性があり雨や汚れに強く、自宅の洗濯機で丸洗いも可能でいつでも清潔に着用できます。
2.青山が本気で作ってみたらどのようなものができるか
―ゼロプレッシャースーツの制作背景を教えてください。
昨今のリーズナブルセットアップスーツを、お客様が喜ばれる着用感とコストパフォーマンスで青山が本気で作ってみたらどのようなものができるか、という率直な思いから『ゼロプレッシャースーツ』の企画を始めました。
当社はもともとスーツ作りに拘り続けてきたので、単に着やすい、よいスーツを作ることには長けていると思います。
但し、スーツを着ない方が着ることができるセットアップスーツとなると、平面的なカジュアルなものづくりになってしまいます。
更にはテレワーク需要まで対応となると、より着用時のリラックス感も求められる。
そこで、カジュアル衣料の縫製技術を用いながら、スーツのような立体感を出すという相反する技術の表現、そして普段着やスポーツウェアなどのリラックス感を生むための素材選定をすることで、スーツを着る方でも、スーツを着ない方でも、ビジネス以外でもどのシーンでも利点を活かせるようにすることには労力を費やしました。
また、ボーダーレスで着用頂けるよう、年代や性別を超えてどなたでも様になるディテール、シルエットに拘りました。
3.商品化までは従来の流れから1/3
―商品立案から制作までの時間はかなりハードだったのではありませんか？
企画段階で非常に手ごたえを感じていたので、企画から商品化までは正味４ヵ月程と、当社の従来の流れからすると、1/3程度の日数で生地メーカー様、縫製メーカー様と「皆様をとにかくびっくりさせよう」という意気込みで没頭し、商品化までクイックで対応しました。
―こだわったポイントがあれば教えてください。
商品のこだわりは、水着のような圧倒的な滑らかさと伸縮性をもった素材と、着用した時の重さを感じにくい立体的なシルエットと圧倒的な動きやすさ。
実際に、使用している素材はラッシュガードなどにも使われる素材で、着用していただきましたら、その動きやすさと着用負荷の無さに驚いていただけると思います。
ビジネスでもカジュアルでもテレワークでも、と謳った商品は多く出回っていますが、スーツとしてタイドアップしても高級感がでて、アンタイドスタイルではカジュアルにみえ、テレワークなどのリラックス感にも対応した商品はないと思います。
その点、この商品は本当に各シーンそれぞれで使って頂ける商品ができたと思っています。
4.お客様好みの洋服の青山を一緒に作り上げていきたい
―Tさんの目標を教えてください。
洋服の青山へ来店することで、どの職種の方でも、仕事以外の着用アイテムをご要望の方にも、まず困ることがないブランドに築きあげること、また、それをしっかりと信頼につなげられる商品が、個人、商品においても目指すべき目標です。
店舗の接客スタッフはもとより、直接ご案内できない我々も、お客様が使用された際の満足感のためにもの作りをおこなっています。
但し、我々の気付けない至らなさもあるかと思いますので、厚かましいお願いにはなりますが、ぜひ「お客様好みの洋服の青山」を一緒に作り上げて頂けたら、と思います。