[#111] 私について書いてみる⑤
前回の続きです。
会社員という働き方を辞めよう!と思い至るも、後先不安だらけでなかなか決心が出来ない。。。
そんな時に出会ったヒプノセラピーの本をきっかけに、セッションを受けてみることに。
前世の切なる願い
私がその時にみた前世は、大昔の日本の漁師でした。
まだ文明らしい文明もないような時代に、漁師の村で生まれ育った男性です。
彼の風貌が浦島太郎のようだったので、私は彼を "太郎さん" と呼んでいます。笑
その村で生まれたら、男性は漁師になって生計を立てるのが当たり前、という世界でした。
そんな時代に、太郎さんは「海の向こうが見てみたい!」という願いを抱いていました。
海の向こうにどんな世界が広がっているのか、自分の目で見て、体験したかったのです。
航海の技術もないし、そんなことを考える人は誰もいないような時代なのに。
そういった考えは誰にも理解されないと分かっていたから、家族や親しい人にも口にはせず、ずっと自分の胸だけに秘めていたのです。
そして、若い頃から「海の向こうの知らない世界が見たい」と願い続けたまま、それが叶うことなく生涯を終えました。
前世療法では、前世の人物の感情が自分のことのように感じられて、その思いに胸を打たれる、ということがよくあるのですが、
私も例に漏れず、太郎さんの切なる想いをひしひしと感じました。
どれほど切望して、それが実現できないことがどんなに悔しかったか。
自分の本当の気持ちを押し込めるのが、どれほど辛いことか。
そういう内なる葛藤や複雑な想いが伝わってきて、涙が溢れ出ました。
亡くなる時には、この願いはこの時代には叶わないことだと、諦めというか、割り切った気持ちにはなっていたものの、
この夢が彼の心から無くなることはありませんでした。
前世の自分からのメッセージ
ちずさんがセッションの最後に、太郎さんと対話する時間を設けてくださいました。
穏やかな老年の姿で現れた太郎さんから、開口一番、放たれたのはこんな言葉でした。
「時代が許すんだから、何でもやりなさい。」
「あんなに見たかった海の向こうが見れるやん。なんで見ないの?」
彼の人生を見せてもらった後のこの言葉は、心の奥深くに刺さりました。
その通りですよね。。。
彼はこうも続けます。
「一生我慢するのは辛いよ。自分とか、やりたいことを犠牲にするのは辛いよ。」
ほんとだ…
太郎さんが生きた時代に比べれば、私はとっても自由で恵まれた時代に生きてる。
やろうと思えば何でも出来るのに、何をウジウジ悩んでたんだろう?
なんで出来ないと思ってたんだろう?
何でも挑戦できるのに踏み出さないなんて、そんなのもったいない!
そう思いました。
でもやっぱり、会社を辞めるという大きな決断をするには不安が拭いきれない私は、太郎さんに相談してみました。
そしたら、優しい表情とは裏腹に、ストレートな言葉が返ってきたんです。
「会社を辞めなさい。嫌なのになんでやってるの?何かのために自分を犠牲にしないで。」
!!!
嫌なこと、好きではないことを我慢して続けている今の私は、「自分を犠牲にしていた」のだと、その時ハッと気づきました。
それがどんなに辛いことか、彼の一生を見て痛感していたので、
もう自分に同じようなことを強いることは出来ないな、と思い至りました。
他にも色んなアドバイスをもらいましたが、退職後の仕事に関しては、核心に迫る答えはもらえませんでした。
「答えを求めるな。色々やりながら、自分で見つけなさい。」という言葉に、「スパルタかよ!」と思ったりもしましたが、
それが、答えを示さず大きい目で見守るという彼の優しさだったと、後で気づくことになります。
最後に太郎さんは、
「何でもやるといい。好きなこと、やりたいことをやったらいい。」
「何でもできるよ。どんな道を選んでも、何とかなる。」
「大丈夫、ずっと一緒にいる。」
と言って、抱きしめてくれました。
私はそんな太郎さんに、「海の向こうの世界をいっぱい見せてあげるよ!」と言ってお別れしたのでした。
心が決まったけど、どうする?
ちずさんのお陰で、感動的なセッションとなりました。
「もう嫌なことを続けている場合ではない」
「何でも挑戦できる時代なんだから、とにかくやってみるべし!」
という自分の中の答えが見つかったのです。
太郎さんが、何の疑いもなく「何でもできる」と言ってくれたことが嬉しかったし、
「いつも一緒にいる」という言葉に、私は決して一人ではないんだと安心できました。
なんだか、"自分の応援団" が出来たみたいでとても心強く、それが前に進む自信にもなりました。
そして、太郎さんに色んな世界・景色を見せてあげたい!という思いから、色々やってみよう!という意欲さえ湧き出てきたんです。
あんなに長い間悩んでいたことに対し、やっと答えが出て心底スッキリ!
ずっと目の前を覆っていたモヤがスーッと晴れた感じで、心が軽くなりました。
このセッションを機に、私はついに会社員を辞める決心がつき、会社に退職の意思を伝えることとなりました。
やったー!
やっと決意できたのは良かったものの、退職後どうするかについてはノープラン。笑
太郎さんにも「自分で考えなさい」って言われちゃったし。。。
今度は、「会社辞めてからどうしよう?」という悩みが出て来ました。
次から次へと忙しいですね。笑
「これから何しようかな?」と考えているうちに、ふとあることを思い出すことになります。
次回へ続きます。
今回もお読みくださりありがとうございました。
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