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『P!NK: ALL I KNOW SO FAR』でP!NK姐さんに惚れ直す


アマプラ入ってて心底良かったと思った。

なぜなら、大好きなP!NKのドキュメンタリーのアマプラ独占配信が始まったから!!

久々に気分がブチ上がった気がする。

今回はこのドキュメンタリー、『P!NK: ALL I KNOW SO FAR』を観た感想などを記していこうかなと思っています。

↓これまでに書いたP!NK関連記事

P!NKとは

P!NKを知らない人は多分この記事に辿り着かないと思うけど、念のため簡単に紹介。

名前:P!NK(ピンク)
出身地:アメリカ合衆国ペンシルベニア州
職業:シンガーソングライター
生年月日: 1979年9月8日
代表曲:"So What" "Raise Your Glass" "Fuckin' Perfect" "Just Give Me a Reason" など

日本ではドラマ「大切なことはすべて君が教えてくれた」(2011年)の挿入歌になった曲がいくつかあるのでそれらの曲が有名だと思います。


ハスキーでパワフルな歌声に励まされつつ、その隙間に見える”か弱さ”の滲む歌詞にも共感できる。歌唱力も表現力も抜群で、しかもライブなどではアクロバットも披露するから驚き。

ドキュメンタリー『P!NK: ALL I KNOW SO FAR』

さて、今回の本題の『P!NK: ALL I KNOW SO FAR』というドキュメンタリーの内容はと言うと、2019年の「Beautiful Trauma World Tour」に密着して、P!NKのパフォーマーとして、母として、そして1人の女性としての素顔に迫るという内容です。実際のツアー本番の映像も交えて、P!NKの魅力を存分に味わえます。監督は『グレイテスト・ショーマン』のマイケル・グレイシー監督。

高校時代にP!NKに出会ってから彼女の曲には何度も心動かされてきたけど、このドキュメンタリーでまた彼女に惚れ直す場面がたくさんあったので、そのことについて次の項から書いていきたいと思います。

パフォーマーとして

私たちが一番目にし、耳にするのはパフォーマーとしての彼女の姿だと思います。ハスキーボイスで応援歌からラブソング、風刺まで力強く歌い上げ、さらにあっと驚くアクロバットやセクシーなダンスも披露してくれる、シンガーソングライターの枠に収まらない多彩な彼女の才能。

しかしそれは才能のおかげだけでなく、その裏には凄まじい努力と自分に対する厳しい目がありました。

歌唱の練習、アクロバットのトレーニング、ダンスのリハーサルなど、本作では普段見ることの出来ない舞台裏を見ることができ、常に楽しみながらもパフォーマンスに妥協を許さないストイックな彼女の姿には「流石!」の一言。

また、歌手でありながらステージでアクロバットを始めた理由としてて、次のように語っています。

「シェールのコンサートに行き、彼女の後ろで曲芸師たちが存分に楽しんでるのを見た。こう思ったわ。”私もやりたい。すごく楽しそう”」「誰もやってないし」「私は挑戦が大好きなの」

何も恐れず進化し続ける彼女の姿勢が、大衆を魅了し続けるんだなあと納得したシーンでした。

母として

2011年に娘のウィローちゃんを、2016年に息子のジェイムソンくんを出産したP!NK。ステージで歌って踊る彼女はスーパースターですが、作中では子どもたちに接する姿は普通のお母さんなのだな、と再認識するシーンがたくさんありました。

常に子どものことを一番に考え、子どもに寄り添う姿勢。ハードワークをこなしながらも、子どもの思いに傾聴する。

印象的だったのは、息子ジェイムソンくんを叱るシーン。「話を聞きなさい」と言っても、ジェイムソンくんは聞く耳を持たず、ふざけて踊り続けています。そこで思わず失笑しながらP!NKは言います。

「よく言われる。『P!NKは屈辱に甘んじないから好き』とね。…毎日甘んじてるよ」

心を尽くして子どもに接しても、子どもは無邪気に裏切り、親の愛情の尊さに気付くのはまだまだ先。そんなささやかな絶望を彼女も世の中の親たちと同じように感じているというのが微笑ましいのです。

1人の女性として

P!NKのイメージとして、「強くてかっこよくて、時に過激な発言で我が道を行く姉御キャラ」というのがあると思います。

でもその裏には孤独で か弱い少女が隠れているように思います。

誕生日パーティーに友達が1人も来なかったという孤独な幼少期の話をあっけらかんと、そして寂しげに話すシーン。

「つらいことがあったけれどあなたのおかげで生きている」と書かれたファンレターを読んで涙するシーン。

垣間見える彼女のセンチメンタルな素顔が心にぐっときます。

また、次のようなことも言っています。

「子供たちに見える私の姿は1つ。2人が知ってる私は”ママ”。(中略)私はママであり友達。でもいつか子供たちも全てを理解する。強さの裏を見抜いて真実を見つけてくれるといい。ママの中にはアリーシアが隠れていて今も癒しを求めてる。2人に受け入れてほしい。私は不死身ではなく2人と同じ人間だとね」

圧倒的なパフォーマンスを見せてくれる彼女はあまりにも常人離れしていて、見ている側は知らず知らずのうちに、強さこそP!NKの真骨頂だと思ってしまうことはあると思います。

しかし、P!NKという人はパフォーマーであり母親である以前にアリーシアという1人の女性。他の人と同じように傷ついたりくたびれたりして、その度に心身を癒す何かが必要なんですよね。

愚痴でも弱音でもなく、思いを手渡すように口にした彼女の言葉を聞くと、ますます慈愛の念が高まります。強さも弱さも併せ持っていて、かっこよくて可愛いP!NKが好き!

まとめ

以上、私がドキュメンタリー『P!NK: ALL I KNOW SO FAR』を観て印象的だったシーンなどを振り返りながら彼女のどんなところに惚れ直したかを書き綴ってみました。

P!NKのことをあまり知らない人にも、知っているけどこの作品は観ていないという人にも、是非一度観てほしい作品です…!

彼女のチャレンジングな姿に元気をもらえるはず!
もし観た方がいらっしゃったら、コメントなどでお知らせください!




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