マネジメント基礎⑤

の続きです。

今回は、仕事の生産性について。なぜ、生産性を上げる必要があるのか?

それは、自己実現のため他ならない。自己実現のために、仕事の要求を理解し、客観的に組み立てる必要性がある。

仕事を生産的なものにするために、4つの観点を挙げる。

分析・総合・管理・道具

分析総合は、前回の記事でも書いたように、その仕事の要素を因数分解し、それをプロセスとして編成することである。

そして、管理によって、方向付け、質と量、基準と例外等の、管理手段を組み込む必要性がある。

もっと根源的な思考原理として、仕事に対する知識やスキルのインプットではなく、仕事からのアウトプット=成果を中心に考える必要がある。

なぜなら、あくまでインプットするものは、後に「ツール」として用いられるものであり、求める成果があって初めて、その「ツール」を分析や総合など、先ほど挙げた4つの要素に当てはめて考えることになる。つまり、成果ベースであることは、求めているものが明確であり、それを達成するために仕事が存在するという「逆向き設計」なのである。

しかし、これはあくまで今までの労働。つまり肉体労働に対しての理論であるため、知識労働や研究などの探求労働に対しては適切な理論であるかどうかは、明確にYesではない。

ただし、エジソンが生産的であった理由が

「欲する製品ベース(成果ベース)」で、タスクを分析、プロセス化した

ことを見れば、いかにアウトプット(成果)ベースで仕事というものを捉えると、生産的になれるかが、わかるはず。

ということは、やり方や進め方などの「方法論」だけでは、その仕事は生産的にはならない。もっと根源的に、ビジョンなどのその枠組みの外をベースに考えなければならない。

「成果ベース」の考え方は、以前の記事で紹介した、以下のプロセス:目標という「成果」からマーケティングによってその求めるものを能動的に行わせ、イノベーションによって価値の拡大を行い、そのきっかけを与える。そして、その対象がどこにあるか、つまりニーズはどこにあるかということを考え抜く、というプロセスと一致する。つまり、自己実現のためには、「目標・目的ベース」であるべきだ。

エンジニアリングとコーヒーをこよなく愛する新米エンジニア 夢は、「世代を超えて、それぞれの幸せを追求できる社会を創造する」こと エンジニアだけどコーヒーを上手に淹れます。 頂いたサポートは、より良いnoteの記事を生み出すために使っていきます。