見出し画像

なんで?を追求する重要性



今の会社で私の大きなお仕事の一つとして
他の人が作った資料を確認するというものがあります。頻度としては月に一回。


このお仕事は、何も脳を使わず読んでいると、
「へぇーそうなんだぁー」と、何も疑問に思わず終わります。
作成者は私より社歴が長い方ですし、もちろんその方もお仕事で作ってますから、なかなかのクオリティです。


しかし、脳を使って読み込むと「これは?なぜ?」とか「これは?本当にそうなの?」と追求したいことが山ほど溢れて来るんです。


例えば、
ユーザーからの意見を掲載しているページ。

脳を使わず読んだ場合、
「ふぅーん、こういう感想があるんだ」

脳を使って読んだ場合、
「そもそもこれは寄せられた意見のすべてなの?抜粋している場合の基準は何なの?」

と、いう風に私の頭の中で発せられる独り言が全然違います。


そして作成者の方に疑問を投げかけてみると、
「寄せられた意見の全てですか?」

「いえ、抜粋しています。」

「この意見はなんで載せているんですか?(=その基準は何ですか?)」

「まずは見当違いの意見(※)は除いています。その後、重複している意見は1つにまとめています。そして、載せるべきだと思うものを掲載しています。」

(※ 例えば、ある新しく発売された自社のお菓子の満足度を聞いているのに、他社の電化製品へのクレームを書いているとか。そういうのは省いているということです。)

「なんで載せるべきだと思ったんですか?(=その“載せるべきだと思う”に至る基準は何ですか?)」

「えーっと、、、、」

と、実はユーザーの意見の載せ方の基準が曖昧だったと判明しました。


正直、せっかく忙しい中作ってくださった資料に毎月毎月指摘をする、というのは心が苦しいです。。

でも、私もお仕事だから!と割り切り心を鬼にしています(笑)


学生時代、就活の自己分析で、
なんで?なんで?と分析していくことがとっても苦手でした。

「なんで?って言ってもなんとなくやってきてるんだけどなぁー。ぬあーわからーん」

と頭を抱えていたのを今でも覚えています。


まさかここから数年後、なんで?なんで?と他人に追求しているなんて想像もしていませんでした。


ある会社に属する社員として、とっても大きい目標を言えば、会社の利益を大きくすることだと私は思っています。
そこからお給料もいただいていますしね。ボーナスにも関わってくる。

とはいえ、毎日「会社の利益を…!」と考えながら働いてはいません。(働いた方がいいのかもしれないけれど。(笑))


でも、お仕事の中で「なんで?」と考えることは心がけています。
直接ではなくても、この「なんで?」と考えることが、チームや会社に貢献できることもあるからです。


先ほどの、資料に載せるユーザーからの意見。
これを見た人たちは、

「こういう意見があるなら、次はこんな商品にした方がいいよね!」

と、今後の商品の改善に繋がる可能性がありますよね。


もちろん、資料を作るときに、己に対し問いただせたらいいのですが、どうしても主観的になってしまうので難しいです。


でもそういう時に、自分以外の人がいる会社という場所が活きてきます。

客観的に見てどうなのか教えてくれる人がたくさんいますから。

私も会社の人に「なんで?」を言われて、初めて「あ、まだしっかり考えられてなかったな」と気付けたことが山のようにあります。

きっとこうやって必要なものとそうでないものを精査していくこともお仕事の一つなんでしょうね。
どうやら特に私はその色が強そうです。



ただ「根拠のあるもの」はその根拠が崩れてしまえば終わってしまうので、
「根拠のあるもの」と「根拠のないもの」をうまく持ち合わせていこうと思います。


ではまた!

この記事が参加している募集

振り返りnote

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?