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オーナーとしての資質とは(愚痴あり)

今まで4つの会社で働いてきました。

だからこそ感じる『オーナーとしての資質』を、社員の立場から見て書き留めておきたいと思います。


これから独立して社員を抱えていく方、現在オーナーだけど社員がすぐ辞めてしまって困っている方。業種は様々だと思いますが、16年様々なオーナーを近くで見てきた僕の意見が参考になればと思います。(偉そうにスミマセン…)


1、スタッフに夢を見せてあげる

→どんなに経営が苦しくても、オーナー自身の貧乏アピールはいらない。かまってちゃんなの?って思われるだけ。あと、どんなに頑張ってもこの人より幸せになれないんじゃないか?って疑問を抱かせるだけ。


2、スタッフを信じる

→例えばの話。現在の時流を考えてSNSを含めてネット関係が得意なスタッフがいたとする。そのスタッフは、よかれと思ってたくさんのIDを取得しどんな記事が多く注目されるかを半年かけて検証していた。

ところが、そのアカウントがオーナーの目に留まり、検証をしていたスタッフは副業をしていたということでクビになりました。8年間そこで働いていました。

でもそのスタッフは、他に働いているスタッフの為に、検証していたデータをまとめて発表の場を設けました。

でもオーナーは影でこんな事を言いました。

「素直に謝れば許してやったのに」「アイツ本当変わってるよな」「我々は被害者だ」「最近の若い奴は…」


そのスタッフは何か迷惑をかけたでしょうか?

事情も聞こうとせず、一方的に悪者にしたてあげ、結局自分たちを肯定したいだけ。

こんなオーナーに誰がついていきますか?

最後は、「お前はこの店のスタッフじゃないんだからいつでも他に行ってくれてかまわない」「店使わせてやってんだから差し入れくらい持ってこい」「店使わせてやってんだから勝手に座るな。許可とれ」

こんな事言われる毎日。


それを見ていた他のスタッフも働く気が失せて続々退職…。

フタを開けてみたらオーナーは女性スタッフにセクハラを繰り返していた。

オーナーってスタッフの人生を預かる身ですよね?

何人もの人生を狂わせておいて今でも平然としていることに虫唾が走ります。

お気づきの方もいると思いますが、これ、私の実体験です。

どうやら、お客様にもこの件について自分の都合がいいように話を変えて言いまくってるみたいです。

僕のことだけではなく、他のスタッフの悪口も言い放題らしいです。

(お客様からのタレコミあり)


3、近すぎない(尊敬される)

→小さいお店であればあるほど、オーナーはスタッフとコミュニケーションを取ろうとして、近づいてきます。

果たしてそれは正解なのか?私の先輩でもいます。でもその人はそもそも人間性が素晴らしいので、友達みたいな距離感なのに、『尊敬』できます。

そう、人間性なのです。

友達でもいませんか?ずっと一緒にいると「??」な人。

ちょっと常識がないというか、ズレているというか、デリカシーがない人。

そういう人に限って距離が近くて、今の言葉で言ったら「ウザい」人になるんです。それがオーナーだったら致命的。

下手したら家族より多くの時間を過ごす事になる職場。

そんな人とずっと一緒だったら気が滅入ってしまいますよね。


でも人間性を変えるのって大変。というか無理。

それではどうしたらいいか?


答えは簡単。『尊敬される』しかないのです。

尊敬されるには、ここに書いてあることを意識したらいいと私は思います。

だからまだ読み続けてください。


4、常に新しい事に挑戦する(実行する)

→スタッフが何か新しい事を発想し、相談に来るとします。

何といいますか?


・でもさ、それって○○だから厳しくない?だって人って□□な生き物じゃん??

と神様のような発言をする

・やっちゃいましょう!やってみなければわからないしね!

と、孫さんばりの行動力


ちょっと分かり易すぎる&悪意のある例えでしたが、これって本人はわかってないことがほとんどです。


リスクを恐れるのはわかりますが、スタッフの向上心を削いではいけませんよね。

たぶんこのスタッフは、「どうせ提案しても却下されるだけだし」とひねくれるようになってしまうでしょう。


ではオーナーとしては何がいいのでしょうか?


スタッフが何か提案してきたら、とにかくやってみる!

でもあきらかにちょっと…という案に対しては、『yes,yes,but会話』をする。


『yes, yes,but会話』とは?


まず否定をしないで、肯定+肯定+否定で会話する事。

例えば、『その案いいね!君らしくてとても素敵だと思うよ。でも、これには多くの時間がかかってしまうから、今回は急ぎなので別の案を出してもらえる?』とか。

この会話法をするだけで、スタッフは信頼し、次もまた何か新しい案をもってきてくれるでしょう。


あと、そもそもなんですが、オーナー自らチャレンジしてないとスタッフからは信用されないと思います。そして、口だけでなく、きちんと実行する事! 


オーナーはあぐらかいて、面倒な事をスタッフにやらせる。実際はそうでなくても、そう見られるってことに気づきましょう。


5、話を聞いてあげる(自分の話ばかりしない)

→正直、誰だって他人の話なんて興味ないんです。

特に、信用していない人の話はそう。

自分にとって利益があるか無いかで判断するんです。(偏見スミマセン)


それなのに、自慢話だったり武勇伝だったりを聞かされては苦痛でしかないです。特に若い子は。


だいたいこういう話をするのって、男の人に多いですよね。そういう生き物なんでしょうがないですが、少なくともスタッフの前では控えましょう。そんなんだから呑みに誘っても誰も行きたがらないんですよ。最近の若者は誘っても来ないなんて話題をニュースで見かける事もありますが、原因はそういう先輩にもあるのでは?笑


だからって仏頂面でむすーっとしていなさいって話ではありません。

スタッフから話しかけてくれるような雰囲気を作りましょう。


例えると、その辺で道を聞かれるようなオーラをだしましょう!

他人に道を聞かれるって、話しかけやすいオーラが滲み出てる人なんです。

逆に、道に迷ってしまったら、どんな人に道を聞きますか?

グーグル先生に聞くはナシです。


たくさん人が歩いてる中で、パッと見、教えてくれそうだなーって人を直感で選びますよね?

でもそれって直感ではなくちゃんと選んでるんです。

どの人だったら教えてくれるんだろうなー?とか、どの人だったら優しいかなー??とか。

  

その無意識のうちに選んでる条件を、自分もマネしてみたらいいんです。

広角を上げる。眉毛が見える髪型にする。下を向いて歩かない。etc…


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いかがでしたでしょうか??

何だか愚痴っぽくなって申し訳ありませんでした。


が!


ここに書いてある事は事実ですし、これを頭に入れてスタッフの方に対して愛を持って接していただければ、絶対辞めません!


こんな世の中です。


スタッフの方々はみんな不安でしょう。

今はそれを取り除いて上げるのがオーナーとしての資質を手にする第一歩でなないでしょうか?








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