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【エッセイ】ずっと欲しかったもの。

卓上ライトがずっとずっと欲しくて。やっといいのに出会えました!

旅先。栃木の山の中にある図書館カフェ?みたいなところで!(笑)


僕はこの数年『ノートとペンで何かを書く』という作業が好きで、長旅なんか出る時は必ずノートとペンを持っていく。漢字なんかスマホの変換ではパッと出てきても、いざ『書く』となると出てこなくて自分の脳みそのだめっぷりに時にびっくりする!

家にいて何か思いついても一瞬「後で書こう・・・」と思うけど「いやいや、明日になったら忘れてしまう!」ということが本当に怖くて、なるべく書き留めるようにしている。ひどいときは枕元にノートとペンを置いていた(笑)


で、僕のデスクなんですが、四角い部屋の隅にあるので、昼間は南向きの窓に向かっているし明るいのですが、暗くなってくると右利きの僕としては右側から天井の明かりがくるので、手元が暗くなってやだなー・・・と。パソコン作業はいいんですけどね。やっぱり『手書き』ってなると・・・


別に高級品じゃなくていいので気に入ったものがあればと思いニトリやイオンにも見に行ったけど全然いいのがない・・!もー!

雑誌で見つけた数万円もするような海外製のカッコいいライトもネットで見て悩んでみたけど、なんていうか、キラキラし過ぎてて、うーん・・・という感じで結局”ポチ”までいかなかった。


こういうちょっとしたものに限って探すといいのにあたらない


しばらくは手元が暗いまま。それでも書けちゃうからまた欲しかったことを忘れる。



そこのカフェは雑貨屋も併設してて、しかもめちゃめちゃ独特な雰囲気だった。

サンゴ礁のおっきなやつ(今採ったら捕まりそうなやつ。アンティーク?)とか、鹿のはく製(おそらく本物)とか、琥珀のアクセサリー(おそらく本物)とか。ナショナルジオグラフィックもバックナンバーまで全部売ってたし、きっと亭主が好きなんだろうなーと。博物館みたい。


最初はコーヒー飲んでまったり「大モンゴル史」の分厚い図録を読んで(一応『図書館カフェ?』というコンセプトなので本棚も2つほどある)、二年前に行ったモンゴルを思い出していた。天井も高くて、オレンジのライトが何個かぶらさがってるのを見て、昼間なのにオレンジが目に優しいなーと思っていたら、欲しかった卓上ライトのことを思い出した!!!

コーヒーとモンゴルとイカつめの剥製にばっかり目がいっていたけど、あちこちにオレンジ色に光る素敵なライトがあるじゃないか・・・!卓上ライトも!こんなにたくさん!?


あってもなくてもいいけどずっと欲しかったもの


しかもどれもいい。すごくカッコイイ。


温かいコーヒーが飲みかけだったのに、思い出したらじっとしていられず、大きな店中をウロウロ・・・


広い一軒家カフェにお客さんは僕ひとり


大きなものもあったけど、この子が角度調整もできるし、金属の重しも”重さ”が丁度いいし、木製の取っ手も、先の装飾も、アクセントとしてよい!全部がツボ!即決。

めちゃめちゃ嬉しかった。


あとで聞いたら、埼玉のライトデザイナーさん?の作品だそう。いいねぇ。ライト専業の作家さんなのかな?これからもぜひ頑張ってほしい。こういう人がいるから、世界にはまだまだ、欲しいものにあふれている(笑)

大事にします。


なんとなく欲しいものって結構ずっと忘れがちだったり、欲しい時には見つからなかったりするけど、やっぱり本当に素敵なものに出逢うと、バッチーン!と恋に落ちてしまう。

クスっと笑えたら100円!(笑)そんなおみくじみたいな言霊を発信していけたらと思っています。サポートいつでもお待ちしております。